知人からの依頼もあって動画変換のベンチマークを取ってみました。
ただしマザーはP67なので、新Coreのウリであるインテル® クイック・シンク・ビデオは使えません。CUDAもAVIVOも使ってないので純粋なパワー比較になります。
以下条件
- 30分番組のMPEG2TSファイル 2.98GB
- BonToDemux 10k6 + FFmpegを使ってMPEG4ファイルへのエンコードを測定
- 変換パラメータは録画をiPad用に変換する | 徒労日記を参照(2600Kだけ-threads 8に変更)
比較したのはAthlon 4850eを使用したLiving ServerとQ6600をOCして使っていた旧セット、そして今回買ったCore i7-2600K。MSIのマザーにはボタン一つでカジュアルOCができる”OC Genle”なる機能があるので、そちらでOCも試してみました。
CPU Name | AMD Athlon x2 4850e | Core2 Q6600 OC | Core i7-2600K | Core i7-2600K OC |
Clock周波数 | 2.5GHz | 3.04GHz | 3.52GHz | 4.2GHz |
処理時間 | 59:30 | 25:52 | 12:04 | 10:32 |
Athlonの遅さは仕方ないとして、2600KがQ6600のちょうど半分で終わっている事に注目。Clockが約0.5GHz高いのと、HTによる8スレッド処理が効いている様です。あとはTurboBoost機能をONにしているので、クロックは3.4GHzではなく3.52GHzくらいまで勝手に上がります。OCはほぼクロック比どおり12%ほど高速という結果。連続でエンコードする時にはそれなりに効果があがりそうです。エンコード中のCPU負荷グラフはだいたいこの様なパターンになります。
各コアとも平均50%といった所で、0%近くなったり、80%まで伸びたり。これが全部のコアが安定して90%負荷とかになればもっと速くなりそうなのにちょっと惜しい。