先日我が家で放射温度計(wiki)なるものを買いました。
赤外線等を使用し、個体など通常の温度計では測りにくい物体の温度も「正確に・遠くから」測る事ができます。使ってみると結構面白いw
さて何に使うか、というと特に必要性も無いワケですが
- 自分:パソコンや電子部品の温度をなんとなく測ってみたい
- 嫁:オーブンや油、食材の温度を測って料理に役立てる
という事で利害一致。色々物色してもらった結果これになりました。ちなみに我が家のストーブはMax390℃でした。絶対触れません。
赤外線放射温度計 AD-5611A イーデンキ |
-60℃~+500℃のモノを誤差±2%(or2℃)で測定可能。測定領域は距離1.1mで直径10cmとかなりピンポイントに測る事ができそうです。測定に便利なレーザーポインターとバックライト付き。
さっそく測定。
自分のパソコンの中身はこんな配置。
注意書きによると「測定視野(直径)より小さなものを測る場合、周囲の温度を計測してしまい誤差が出る事があります」とあります。なのでパソコンのチップなど数cmの小さなモノを測る場合、なるべく測定部を近づけてスポットを狭くする必要があります。
測ってみると、装置内で一番高かったのがDIMMで最高52.5℃。
次いでグラフィックボードのブラケット側で47℃でした。どちらも風が届きにくい為、熱が籠もり気味になってしまう様です。冬のせいで吸気温度は17℃でしたが、夏がちょっと楽しみですね。別の意味で。他にもVRM側のヒートシンクは熱めという結果に。
これで各部の温度などを測りながら、冷却などを思案するのが「買ってきて組み立てるだけじゃない」自作PCの楽しみとも言えるのでは無いでしょうか。ちなみにAmazonではもっとお手軽なタイプも出ています。パソコン内のパーツを測るだけならこちらでもいいかもしれません。
OHM 赤外線温度計TN006 オーム電機 |
※ちなみに温度計はスタッフがたのしく使用しました!(部屋の暖房のサーキュレーションとか結構使える。底冷えするのに天井が27℃も有ることを知ったり。)