今まで録画・試聴をするLivingServerと、徒労日記のWordPressサーバは別にしていました。でも結局LivingServerは電気つけっぱなしだし2台とも常時通電は勿体ないと。
そこで物理的にサーバを1台に集約します。LivingServerはWindows7なので、仮想OSでLinuxを走らせてそこに引っ越します。
仮想サーバ構築
物理サーバはFedora 12。引っ越し後の仮想サーバはCentOS 5.5を使います。仮想化ソフトは無料のVMware Player 3.1.1を使用。メインPCにもインストールして、LivingServerメンテナンス時にはマイグレーションして公開を継続したいと思います。。
ちなみに当初”VMware vCenter Converter“でP2Vを試しましたが、ESXiにしか吐き出せないそうです。/(^o^)\ナンテコッタイ 結局1から作ってます。
1.HDDは20GB、メモリはGUIを切るので512MB。ディスプレイは小さめ(1028×768)を指定。ネットワークはブリッジにする。
2.CDドライブにCentOSのCentOS-5.5-i386-bin-DVD.isoを指定します。ただしそのまま進めると勝手に「簡易インストール」が走ってしまうので、、「後でインストールをする」を選びます。簡易で進めるとラクですが、/が異様に小さくなってしまいpublic_htmlの容量不足に悩みます。あとは手動でセットアップ。デフォでセットアップすると/に全容量が割当たります。
3.ネットワークの設定で固定IP(ただし仮IP。旧サーバを止めてから戻す)を指定。SELinuxはDisable。言語は日本語を選ぶと一部の文字が化けて読めないのでEnglishで。FireWallも使用するプロトコルはチェックをつけて解放。
CentOSセットアップ
1.Sudoを利用可能に。/etc/sudoersに
username ALL=(ALL)ALL
を追加。
2.サーバモジュールを入れます
# yum update # yum install httpd /* 最新のapacheが入ります */ # yum install mysql-server /* 同mysql */ # yum install php php-mbstring php-mysql php-gd # yum install vsftpd
3.SELinuxの無効化(手動インストールすればセットアップ時選べる)
#vi /etc/selinux/config SELINUX=disabled
4.ランレベルをCLI(Level:3)に落とす
#vi /etc/inittab id:3:initdefault:
5.chkconfigにてhttpd,mysqldを自動起動
/sbin/chkconfig --list /sbin/chkconfig mysqld on /sbin/chkconfig httpd on /sbin/chkconfig vsftpd on
で自動起動有効化
6.mysqlのrootパスワード設定
#mysql -u root -p mysql>SET PASSWORD FOR root@localhost=PASSWORD('password');
7.データベースの作成
USB Ubuntu 9.40でつくるWordPressサーバ | 徒労日記 参照。
8.以下のファイルを旧サーバよりコピー
- /etc/vsftpd の配下全て
- /etc/my.cnf
- /etc/httpd/conf/httpd.conf
- /var/www の配下全て
- mysqldump -u root -p –all-databases > dump.sql ではき出したもの
※wwwのコピーは”tar cvzf public_html.tar.gz /var/www”で固めた方が展開時構成が引き継がれて良い。ファイル転送はUSBとかマウントが面倒なので、LivingServerのホストOS(CIFS)を使って#smbclient //servername/sharefolder等で移した方がラク。使い方はFTPと一緒。
9.サービスを一つづつ上げてテスト
/etc/init.d/httpd start /etc/init.d/mysqld start /etc/init.d/vsftpd start
10.旧サーバを変更して止める。
#vi /etc/sysconfig/network #vi /etc/syscofig/network-scripts/ifcfg-eth0 #/etc/rc.d/init.d/network /* すぐIPが変わらない場合実行 */
11.新サーバを変更してリブート
#vi /etc/sysconfig/network #vi /etc/syscofig/network-scripts/ifcfg-eth0 #reboot
無事動いた
コレで全部動いたはず。試しにメインPCにファイルをコピーして実行してもちゃんとサービス開始(外からアクセス)できました。サーバのコールドスタンバイもできて安心安心。
ベンチマーク(AB)もやってみたらメモリリークがひどくてはかれませんでした。体感スピードはそんなに変わらない感じ。
スタートアップでゲストOSを起動する場合は
“C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Player\vmplayer.exe” “D:\VM\CentOS-xxxx.vmx”
のショートカットを作ります。
さて、余ったIONで何しようかね~♪