先日、2年満期を迎えたSoftbankからFREETELへMNPしてきました。これまで大手キャリアを転々としてきましたが、FREETELにしてわかった事などポツポツ書いておきます。
契約の注意
2年縛りの代わりにMNP縛り
一般的な「2年縛り」は確かにありませんでした。ただし他社へMNPする場合最高15,000円という高額MNP手数料が発生します。
この手数料は毎月1,000円づつ下がっていき、利用13ヶ月以降は2,000円に固定されます。大手キャリアのMNP手数料は2(3),000円固定な上、契約解除料を払えばいつでも解約できわけですから、FREETELには「MNP縛り」があると言っていいでしょう。
とは言っても半年過ぎれば大手キャリアよりも転出費用も割安に。大分良心的です。
MNP番号取得は時間がかかる
大手キャリアであれば、機種変更中に電話して取得できるMNP番号。ところがFREETELは4日前後かかるそうです。乗り換えを決めたら予め
「FREETEL カスタマーサポート」に申し込んでおく必要あり。なおMNP番号の有効期日は15日以内と変わらないようです。
テザリングは無料サービス適用外
FREETEL SIM for iPhoneを使えばAppStoreでのダウンロードはパケット無制限。但し、テザリングで接続したiPadからのAppStoreアクセスは無制限には当てはまらないとの事。
定額3GBプランに含まれるTwitter,Facebook無制限もこの点は同様。気をつけましょう。
最近サービスが拡充
予告通り、データ通信量の翌月繰り越しが可能になっていました。
1月だけ持ち越すことができ、次回は持ち越し分の通信料から先に利用されます。
また、使っただけプラン←→定額プランの相互プラン切り替えが可能になりました。毎月25日が申込みの締め日で、翌月1日から適用になります。
通信速度チェック
札幌の市街地定点でSoftBank、FREETELそれぞれを計測してみました。
朝8時30分
下り | 上り | |
Softbank | 30.48Mbps | 17.34Mbps |
FREETEL | 17.95Mbps | 11.43Mbps |
昼12時30分
下り | 上り | |
Softbank | 18.14Mbps | 12.50Mbps |
FREETEL | 5.17Mbps | 6.15Mbps |
昼17時30分
下り | 上り | |
Softbank | 39.74Mbps | 7.94Mbps |
FREETEL | 10.23Mbps | 7.35Mbps |
今回の測定箇所に限れば、大体SoftBankの半分~1/3のスピード。全体的に一呼吸待たされる感じはあるけど、値段を考えればまだ我慢できるかなと。むしろiPhone4時代から遅い遅いと連呼していたSoftbankがこんなに速くなっていたのか、と気付かされた結果でもあります。
節約設定
これまで気兼ねもなく使っていたモバイルデータ通信を節約モードに変更しました。
- 設定>モバイルデータ通信>Wi-Fiアシスト をOFF
- 設定>ミュージック>モバイルデータ通信 をOFF
- Instagramを開いて、個人ページ右上の設定ボタン>携帯ネットワークデータの使用>データ使用量を軽減 をON。
写真が画面に映ってからロードするようになりましたが、レスポンスとしては許容範囲。
- Amazon Prime Musicも設定>Wi-Fi接続時のみダウンロードやストリーミングを有効にする をON
メールのプッシュや画像ロードをオフにするのも節約になります。そのあたりは使い勝手とのトレードオフで。
FREETELの良さ
アプリのアップデートも止めるのがセオリーですが、FREETELならAppStoreは遠慮なくON。
同様にTwitterやFacebookの通信料削減設定も気にしなくてOK。他社が無料にしているサービスを全部かき集めたような無料プランは魅力的(参考:特定アプリのデータ通信量がカウントフリーになる格安SIMを比較 | SIM-FAN)で、これにパケット繰越もついたらまさに一人勝ちじゃないですか!!
なんて、実際使ってみると肝心の通信速度は「やっぱり遅いなぁ」と思うのが素直な感想。同じ場所でDoCoMoのiPhoneは40Mbpsくらい出るので、これが設備の差という事なのかもしれません。
ちまたでは「SIMフリー端末+格安SIMが圧倒的にお得!!」みたいな記事が多いですが、値段は確実に品質に反映されていると感じる乗り換えでした。使い方やポイントはしっかりおさえて良いSIMフリー生活を。