我が家のGbEスイッチがフリーズ(数ヶ月に一度だけど)するようになったため、ふと見つけたAmazonタイムセールで4,480円でポチってしまいました。
アンマネージプラス・スイッチ
ギガビット8ポート アンマネージプラス・スイッチ GS108E | ネットギア
一般的な家庭用スイッチ(NETGEARではアンマネージド=管理しないスイッチと呼ぶ)にL2SW(レイヤー2スイッチ)の一部機能をプラスした「アンマネージプラス・スイッチ」と呼ぶ商品。NECなど他社からもポツポツ出ているジャンルで、L2SWなら数万円するVLANやステータスモニタなどの機能が数千円で手に入ります。
Web管理画面なら色々できる
GS108Eは設定ユーティリティとWebブラウザの2つから操作可能。
設定ユーティリティは基本最低限
設定ユーティリティはインストール型のプログラム。初期IPはDHCP取得なのでまずはこのツールで見つけて変更する事になります。
「システム」タブは各ポートのスピード、フローコントロールなどを設定可能。リンクの状態や速度が確認できます。
「VLAN」タブで”基本ポートベースVLAN”は一般的なポートVLAN、”拡張ポートベースVLAN”はIEEE 802.1QのタグVLANとなるようです。これで「大変、お客様だわ!家庭内LANとブロードキャストドメインを分けなきゃ!」という日々の出来事にもサッと対応できますね。
あとはQoSくらいで、設定ユーティリティでできる事は限られています。
Webブラウザからすべての機能を利用可能
英語表示になってしまうものの、全機能が操作可能。メニューを列挙すると
- Switch Information
- Port Status
- Loop Detection
- Change Password
- Device Reboot
- Factory Default
- Firmware Upgrade
- Save Configuration
- Restore Configuration
- Mirroring
- Cable Tester
- IGMP Snooping
- VLAN Portbase(Basic)
- VLAN Portbase(Advanced)
- VLAN 802.1Q(Basic)
- VLAN 802.1Q(Advanced)
- QoS Portbase
- QoS Rate Limit
- QoS Broadcast Filtering
ポートごとの通信量が見えるPort Statusは割りと使う場面がありそう。パケットキャプチャに使えるポートミラーリングができる”Mirroring”なんか「家でまず使わないけど有る事に意義がある」感じがしてかなり良いです。
欲を言えばここからWoLパケットとか出せたら更に使い道が増えたかもしれない。
省電力比較
最後にいつもの如く消費電力を図ってみました。
約10年間?我が家のインフラを支えてくれた初期のGbEスイッチETG-SH5。
カタログスペックでは10Wとの事ですが、ワットチェッカー実測は5W。最新のLED電球が24時間365日点きっぱなしと思うと大きような。
対するGS108Eはカタログスペックで4.45Wですが、実測は1W(挿してるケーブルはETG-SH5と同様に4本で計測)。QoSなどプロセッサ負荷が上がれば増えると思いますが、かなり低いですね。4W差は1年で約700円差になります。
ベタな計算ですが6年半使えば装置代回収可能。あとは無期限保証を謳う「ライフタイム保証 | 【NETGEAR】」でどこまで使えるかでしょうか。