外出自粛の今だから手持ちの材料でTangBand W4-1320SIF用エンクロージャを一気組み。

外出自粛の今だから手持ちの材料でTangBand W4-1320SIF用エンクロージャを一気組み。

新型コロナ患者数全国一位となってしまった北海道は週末のたびに外出の自粛要請が流れます。
この時間と余っていた材料を使って週末にTangBand W4-1320SIFのエンクロージャ(スピーカーボックス)を作り直しました。

三角形からブックシェルフへ

今PC用メインで使っているスピーカーがコレ。

音は割と満足しているのだけど、なにしろ場所をとって仕方がない。
そしてフロントバッフルの巨大さに反して3.7Lという小容量。もっと大きな箱に入れたらW4-1320はどんな音を出すだろう?

そんな気持ちが爆発したのが1日目。
夜のうち考えて2日目に買い出しと切断。3日目で完成となりました。

材料

  • フロントバッフル:175x910x18mm:松無垢材:448円
  • エンクロージャ:1200x420x9mm:MDF材:あまりもの
  • バスレフポート:HI 40Sソケット(塩ビパイプ) :130円x2
  • スピーカーターミナル:ARK 取付型ターミナル CS104 :流用
  • スピーカーケーブル:BELDEN 9497 :流用

なにせ思いつきなのでモットーは出来るだけローコスト。
メイン素材は家の余り物を使い、バッフルもポートも価格第一で決定。

BELDEN 9497は好みじゃないけど数十センチならまあ大丈夫。

設計

今回もサイズ決定にはSPEDを使わせていただきました。

横147mm x縦420mm x奥行161mm。内容量は7.3L。
ポートはHI 40Sが無加工で内径38mm、長さ90mm。フラットなf特が保てるあたりで共振周波数を63Hzとしました。W4-1320SIFの最低共振周波数が75Hzなので、自作としてはちょうどいい落としどころという気がしますが果たして。

制作

切断

板材を買わないということは、自宅のジグソーで切断しなければならないわけで。
ネットで「直線の出てる板材を添えて切ると良い」という記事を真に受けて切った結果

 

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ここまで来てやる気が尽きてきた(╯︵╰,)

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コレでもかというくらいガタガタ。帳尻合わせにサンダーをかけなければならず途中で嫌になりました。
これだけ下手くそなら集中してフリーハンドで切った方がなんぼもマシでは。

接着

今まで重しだけで組み立てていたところ、今回は楽するために「ハタガネ」を購入。

横方向に持続する圧力をかけられるのが便利。プラカバーがついており、当板も必要ありません。

補強

9mm厚だと強度に不安があったため、端材で補強を入れました。

スピーカーの穴と松板の節がぶつかりブレードがガタガタ・・・
そして直線の曲がりは大量の木工用ボンドでカバー。穴さえ開かなければいいのさ!

配線

スピーカーターミナルを取り付ける最終段階。
だんだん気持ちが急いて加工がいい加減になってきました。

半田は今回もケスターを使用。本当はファストン端子にしておけば・・・。

完成

最後のユニット止めだけは丁寧に行い、無事完成。

ワクワクしながら音楽ライブラリを片っ端から流してみました。

一聴して分かったのが低域の量感増加。三角エンクロージャの時とは大違いで10cmフルレンジ1発とは思えないほど。
そしてW4-1320SIF最大の特徴であるツヤのある中域。LeeMorganのWhisper Notではテナーサックスやミュートトランペットの太さが増して聴こえます。

Volume 2: Sextet

ユニット高さをPCデスクでの耳の位置にピッタリ合わせた効果も絶大。
ニアフィールドで聞くスピーカーはヘッドホンの様なチャンネルセパレーションと音像を感じます。

長く使えそうなエンクロージャになったし、暖かくなったらオイルステインとカッティングシートで化粧してみよう。

 

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