突如Amazon(AWS)から届く、「おまえへのサービス期間は終わりだ!」メッセージ(印象)。
Lightsailにこの徒労日記を移築してほぼ1年。
契約時に付与された無料のトライアル枠が終わりますよ、というメッセージでした。
そこに湧き上がる不安。
「これ二年目からなにか課金されたりしないよね?」
AWSの無料利用枠とは
改めて調べると、こんな説明がありました。
AWSアカウントを作成すると、12か月間AWS無料利用枠に自動的にサインアップされます。AWS Free Tierの資格は、12か月の期間の終わりに期限切れになります。無料利用枠の有効期限が切れると、AWSは使用しているAWSサービスとリソースの通常料金の請求を開始します。
AWS無料利用枠での請求を回避するには、使用量をAWS無料利用枠の制限未満に保つ必要があります。制限を超える使用に対しては課金されます。制限内にとどまるために、AWS Free Tierの使用状況を追跡し、請求アラームを設定して、料金が発生し始めた場合に通知することができます。
(機械翻訳)
有料のサービスを使っていれば、無料期間終了後に課金が発生する。
無料期間中のサービスであっても、既定値を超えれば課金が発生する。
なるほど。
では今、無料期間枠で何を使用しているのか。
AWSでの利用状況確認手順
AWSのヘルプにこの不安に対するアドバイスがあります。
- 請求およびコスト管理コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで [請求] を選択します。
[サービス別の請求詳細] セクションでは、アカウントで使用されている各サービスの明細項目を確認できます。サービスに課金があれば、そのサービスで料金が生じていることが分かります。
注意: 前月の [サービス別の請求の詳細] セクションを確認して、料金が発生するすべてのサービスを特定することをお勧めします。- 課金のあるサービスを展開します。
- サービスに課金のあるリージョンを確認します。
Billing Management Consoleで課金の全てが把握できるらしい。
ログインするとダッシュボードが表示されます。
認識している月々の支払い$3.85が表示されました。
また、無料期間枠を使っているのがAWS Key Management Service=KMSだけなのも確認できます。
少し安心しました。
でもKMSとやらは利用設定した覚えがありません。
KMS
KMS Consoleで詳細を確認します。
”AWS マネージド型キー”に一つだけキーが作られており、説明にには”Default master key that protects my Lightsail signing keys when no other key is defined”とあります。
Lightsailインスタンスを起動した際、デフォルトのマスターキーとして自動的に用意される様です。起動タイミングもLightsailの開始とまったく同日。
このKMSは20,000リクエスト/月までの無料利用枠が無期限で利用可能でした。
つまり利用枠に表示されるものの、実質コストは発生しない様です。
明細を確認
Billing Management Consoleのダッシュボードの右側、「料金明細」で更に確信を得ます。
この明細でも「今自分が利用している全サービス」を知ることができました。
間違いなくLightsailとKMSしか使っていません。
オモシロイのはインスタンスの通信送料が表示されている事。
またLightsailの月額に多少のブレがあること。一番下のプランでは一ヶ月=750h=$3.5。30日しかない月に若干安くなっていました。
アラート設定
最後に念の為、想定外課金に対するアラートを設定しておきます。
コンソールの左メニュー”Budget”から「予算の作成」を押します。
予算タイプに”コスト予算”を選んでから
- 名前:適当
- 予算額:”$4”
- アラートのしきい値:絶対値>”4″
- Eメールの受信者:通報メール先を入力
とだけ入れてシンプルなアラートを作成。
これで一安心でしょうか。
普段マメにはダッシュボードを開かないだけに、アラートが作れるというのは管理が楽で助かります。