今PCで使うDACはAK4490。
音に不安はありません。
でもパソコンを使わないでいい音で聞こうとする時が面倒。
USBケーブルのつけかえやスマホ側でのデバイス切り替え。再生中はスマホに重く太いケーブルがついてくるなどなど。
Bluetooth内蔵ならもっと楽に切り替えられるのでは。
BRZHIFI BT-20
選ぶときの譲れないポイントは
- Bluetoothで直接再生できる
- ヘッドホン端子と独立したボリュームがついてる
- これを満たした上で低価格
この3つを満たすいくつかのUSB DACをAliexpressで物色し、これに決めました。
Stereo Audio ES9038 Decoding Lossless Bluetooth Audio Receiver Fever Grade CSR8675 LDAC
5,675円で送料無料。
2週間ほどで到着しています。
外観
パッケージは本体にBT用のバーアンテナ、USB-Cケーブルのみ。
ボリュームの質感は安っぽいけれど、全体的に品のあるデザインが決め手になりました。
背面にはRCAと同軸のCOAXの出力端子。
USB-Cはバスパワー電源とPC接続を兼ねます。
一番左はBluetoothアンテナ端子。写真よりもWi-Fiアンテナのように長いタイプが付属します。
内部
内部を確認。
WIMAのフィルムコンデンサとニチコン MUSE?らしきゴールドの電解コンデンサが見えます。
BTアンテナ端子近くの個別基盤にBluetoothチップ CSR8675が乗っています。
ヘッドホン用と思われるオペアンプにJRC NJM5532DDが使われています。
2 回路入り低雑音オペアンプで、小売でも1個100円程度。非常に多くの製品で採用されるハイC/Pな製品。
DACチップはESS9038Q2M。ESSのエントリークラスチップ。
非常に小さなQFNパッケージで、チップ名の目視が辛いレベル。
USB I/FはXMOSではなく、CSR8675が兼任する構成のようです(PCに認識されるとCSR8675と出る)。
CSR8675は割と最新のBTチップで、SBC/AAC/APT X/APT X-LL/APT X-HD/LDACなどハイエンドなBTコーデックに対応します。
鳴らしてみて
早速一週間ほど鳴らして実感。
これTangban W4-1320SIFと相性がイイ
実は隠れた名品?Tangban W4-1320SIFをもう一度触る – 密閉型からバスレフへのスピーカーエンクロージャー改修
Tangban W4-1320SIFはもともと中域に艶のある尖った特性のスピーカー。決してフラットに鳴るモニターライクスピーカーではありません。
このBT-20はそのW4-1320SIFの特徴的な中域を使い、AK4490より広い音場で太くボリューミーな中低域を表現します。よく聞くジャズやDnBにはピッタリ。
反面音の緻密さなどはAK4490に譲ると感じます。ピアノもAKの方が好み。
ハイレゾ音源などディティールを望む場合はAKが向き、Youtubeなどストリーミング音源ならESSが楽しそう。
使い勝手
肝心なBT、ヘッドホンはまだあまり試していません。まあRCAより音が良いって事は無いでしょう。
肝心なのは使い勝手です。
ヘッドホン端子はUSBのボリュームを100%として、フロントのボリュームでさらに絞るタイプ。
高インピーダンスのヘッドホンはPC側でボリュームを足せるので使い勝手が良いです。
BTとUSB(PC)の入力切り替えはどうやって?と思ったらBTペアリング中は常にBTが優先されるようです。
USBで音楽を鳴らしていても、スマホで通知音などが鳴るたびにUSB再生は止まります。
仕方ないので普段はスマホを解除しておきますが、未ペアリングだと前面LEDが緑<>青と激しく点滅します。まあ実害は少ないのでよし。
BT-20は低価格で2入力、2出力を切り替えて使える高音質DAC。
結構満足しています。