前回RCAケーブルで聞き比べをしたBELDEN 8412ですが、自分の評価では「劇的な変化はなく、audiotechnicaのケーブルと比べたら一長一短」というものでした。
(BELDEN 8412 – 徒労日記参照)
じゃあ、と思って今iPhoneのケーブルを今まで使ってたヤツから自作のBELDENに交換してみた。そしたら凄く変わった。話の前に試聴はこんな環境です
- サウンドカード:ONKYO WAVIO SE-90PCI
- ヘッドフォン:ゼンハイザー SX500(またヘッドフォン買いました – 徒労日記)
- HPアンプ:自作ヘッドフォンアンプ(ヘッドフォンアンプを制作 – 徒労日記)
- 視聴した音源:アンプ3種類を聴き比べ – 徒労日記と一緒
今まで使っていたケーブルは大昔に買ったSONYの1000円くらいで売ってそうなの。これとSX500の組み合わせだと、低音はボンボンするし、中音~高音は濁ってるしで聴いてられなかった。なもんで家では急にドンシャリ傾向のあるSE-A 1000(ヘッドフォン買い換え – 徒労日記)の出番が増えてたり。
ところがBELDENのケーブルに換えたら中域にかかってたモヤがかなり晴れ、高音も出てきた事で低音とのバランスが取れてきた。低音もボンボンしないからSX500で聴ける。
こんなに差があるもんなんだねー。なもんでBELDENはステップアップにはかなり効果がある&逆説適にaudiotechnicaのAT-DV64Aは悪くなかった、という事が分かりました。
iPhoneとどっちがいいって?
うーん。好みの問題な気がするけど、iPhoneの低音はだいぶ乾いた音がするし、全体的に高音寄りだと思います。だからSX500みたいな低音の強いヘッドフォンで聴くと、iPhoneの方がダイナミックレンジが高いように聞こえます。自作HPA+BELDENはだいぶ低音が太くなるので、密閉型ヘッドフォンと合わせたりすると合うのかもしれない。