新型コロナ拡散防止の為、外出の自粛・・・
でもないけど時間がとれたのでキーボードの潤滑=Lubeを行いました。
キースイッチのLube
Krytox GPL 205 G0グリス
キーボードに使うキースイッチへの潤滑=Lubeについては、先達の素晴らしい記事がすべてを網羅されているのでそちらを御覧ください。
キースイッチ ベストプラクティス – recompile keys
グリスは遊舎工房で買ってきたKrytox GPL 205 G0です。
違いを店員さんに聞いたら、実際にLubeしたスイッチで押し比べさせてもらえました。
205はスタビライザとかに塗る重めのグリスらしいけど、自分は打鍵が強いのかちょうど良い。
グリスについて細かくはLubrication – Self-Made Keyboards in Japanがまとめられています。
合わせて塗るための極細綿棒、マイクロアプリケーターも入手。
スイッチを割る
claw44からキースイッチを取り外します。
Kailh Pro Purpleスイッチが44個。
これを割ります。
クリアパーツの両サイドに爪がかかっているため、それを親指とか精密ドライバーとかスパッジャーとかキースイッチオープナーで開けます。
開けた時にステム(紫色の部分)が飛んでいかないように注意。
マイクロアプリケータが湿る程度のわずかなグリスを取り、オレンジに塗った部分へ塗布しました。
塗るというより濡れた先端で撫でるくらい。
ボトムハウジングは中心のパイプの内部と、両サイドの溝。
ステムはタクタイルの動きを決める金属との接触部分へ。
塗るとどうなるのか
主観で書くと「高級感のある動作音、感触になります」。
キーの動き始めが穏やかになり、上下させた際のカチャカチャ音が消えました。Kailh Pro Purpleは全体的にガチャガチャした感じだったので、一気に良くなったと感じます。
「スイッチを1個1個グリスアップするなんてマニアの所作」
なんて思っていたけれど、やってみたら下手な製品の差より大きく効果的。
ただし確かにタクタイルのクリック感は減ります。
試しにステムの中心軸や両サイドの凸にまで過剰塗布した1個を作ってみました。結果はタクタイルのクリック感がほぼ無くなり、ヌチャという液体音?まで出ます。
やはりグリスは塗ってあるか無いかくらいで良さそう。
YMDK OEM Profile Thick PBT Keycap
英字オンリーのデカ文字(Big Bangというらしい)キーキャップセットは高いなーと思っていたら、Aliexpressで安いのを見つけたのでポチり。
YMDK 96 84 Laser Etched ANSI ISO OEM Profile Thick PBT Keycap For MX Mechanical Keyboard
Dolch 115 keysというモデルで¥ 2,477。
香港からePacketで発送され、郵便書留にて16日間かけて届きました。
Aliexpressがすべて安いわけではなく、質感が良さそうなのはやっぱり5,000円~8,000円はします。
これはPBTで珍しく安かった品。肉薄だからやっぱり値段相応かな。
ダンボールを開けると、遊舎工房で見たような袋が出てきます。簡易キーキャップ外し付き。
親指には最下段キーを逆にして装着。
Claw44は通常のキーボードと比べて手を握った形で打鍵するため、OEM Profileを試してみたいと思ってました。
1個だけ赤いESCキーが主張します。
最上位列用なので飛び出るけどそういうキーだからよし。
ベースプレートの黒と合わせてカッコいいclaw44になりました。
タイプ音も気持ちいいし満足!