以前の記事にNUROで配布された無線ルータ”HUAWEI HG8045Q”がよろしくない話を書きました。
そのあたり、環境をもう少し煮詰めたので書き記します。
HG8045Qはチャンネル手動設定で解決
当初この記事のタイトルは「HG8045Qは無線がダメすぎるのでAtermに戻しました」でした。
しかし、少し調べるとHUAWEI HG8045Qの遅さは、初期のチャンネル設定にあるらしい。
やっぱりファームか。
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- チャンネルを”自動”から”36~48”何れかに変更する
- クライアントの無線をつなぎ直す
これでHG8045Qでも無線速度が一気に上がりました。
これを更に”自動”に戻しても速さは持続するそう。初期値に使用されている設定の問題のようです。
自分の環境では自動に戻すと少し速度が落ちたため、44ch固定で使っています。
あらためて、我が家のクライアントで一番速度が出るiPad Pro 12.9 1stでの測定結果を載せます。
HG8045Q 5GHz 44ch固定
修正前と比べ、約3倍の速度アップ。
これなら十分満足できます。
Xiaomi Mi9TもトップスピードはiPadに及ばないながら、同様に3倍のスピードアップ。
設定画面上のリンク速度は433Mbpsです。
WG1800HP 5GHz ch自動
4年前にBUFFALOのWXR-1901DHP3へ役目を譲り、実家行きの箱に入っていたAtermWG1800HP。
そのWXR-1901DHP3はフリーズを多発するようになり廃棄。今回純粋な無線APとして復活しました。
同じ11ac 1300Mbps対応を謳う機種ながら、ダウンロードに1.8倍の差が出ました。
それでもHG8045Qの改善がなければこれを使っていたと思います。
HG8045Q 2.4GHz ch自動
2.4GHz帯は過密のため、自動にしたい。チャネル設定を一度固定にし、また自動に戻しました。
WG1800HP 2.4GHz ch自動
装置からの距離は同じですが、2.4GHzでも速度差が出ました。
これが7年前の製品と最新APの差なのか。
LEGION Y520でも
ゲーミングPCのLenovo LEGION Y520ではWindowsのnetshコマンドでステータスを確認します。
C:\Users\xxxx>netsh wlan show interface システムに 1 インターフェイスがあります: 名前 : Wi-Fi 説明 : Intel(R) Dual Band Wireless-AC 8265 (中略) 無線の種類 : 802.11ac 認証 : WPA2-パーソナル 暗号 : CCMP 接続モード : 自動接続 チャネル : 48 受信速度 (Mbps) : 866.7 送信速度 (Mbps) : 866.7 シグナル : 95%
良好なリンクスピードです。
5GHzと2.4GHzで住み分ける
という訳で見限りかけたHG8045Qも、操作一つで普通の無線APに戻りました。
これなら我が家の幹線通信機器として使えそうです。
そして我が家では2つの無線APを使い分ける事にしました。
光ローゼットから離せず、宅内の隅にあるHG8045Qは5GHzのSSIDのみ。
家の中心部にあるWG1800HPには2.4GHzSSIDのみ。
基本的には5GHzのSSIDを利用し、IoTデバイスなど繋がることが最優先のデバイスは2.4GHzを設定します。
APは1個にし、中継機も考えましたが、今や無線ルータは数千円で買える時代。
1733Mbpsの無線ルータを購入し、WG1800HPと置き換えて全無線をまかなった方がシンプルで快適かも。