NURO無線ルータのチャンネル設定をいじったら無線LANが3倍に高速化

NURO無線ルータのチャンネル設定をいじったら無線LANが3倍に高速化

以前の記事にNUROで配布された無線ルータ”HUAWEI HG8045Q”がよろしくない話を書きました。

5ヶ月も待ったぞ!北海道にきた #NURO は繋がったら爆速でした。

そのあたり、環境をもう少し煮詰めたので書き記します。

HG8045Qはチャンネル手動設定で解決

当初この記事のタイトルは「HG8045Qは無線がダメすぎるのでAtermに戻しました」でした。
しかし、少し調べるとHUAWEI HG8045Qの遅さは、初期のチャンネル設定にあるらしい。

やっぱりファームか。

  1. 管理画面よりWLAN > 5G詳細ネットワーク設定を開く
  2. チャンネルを”自動”から”36~48”何れかに変更する
  3. クライアントの無線をつなぎ直す

これでHG8045Qでも無線速度が一気に上がりました。
これを更に”自動”に戻しても速さは持続するそう。初期値に使用されている設定の問題のようです。
自分の環境では自動に戻すと少し速度が落ちたため、44ch固定で使っています。

あらためて、我が家のクライアントで一番速度が出るiPad Pro 12.9 1stでの測定結果を載せます。

HG8045Q 5GHz 44ch固定

修正前と比べ、約3倍の速度アップ。
これなら十分満足できます。

Xiaomi Mi9TもトップスピードはiPadに及ばないながら、同様に3倍のスピードアップ。
設定画面上のリンク速度は433Mbpsです。

WG1800HP 5GHz ch自動

4年前にBUFFALOのWXR-1901DHP3へ役目を譲り、実家行きの箱に入っていたAtermWG1800HP
そのWXR-1901DHP3はフリーズを多発するようになり廃棄。今回純粋な無線APとして復活しました。

同じ11ac 1300Mbps対応を謳う機種ながら、ダウンロードに1.8倍の差が出ました。
それでもHG8045Qの改善がなければこれを使っていたと思います。

HG8045Q 2.4GHz ch自動

2.4GHz帯は過密のため、自動にしたい。チャネル設定を一度固定にし、また自動に戻しました。

WG1800HP 2.4GHz ch自動

装置からの距離は同じですが、2.4GHzでも速度差が出ました。
これが7年前の製品と最新APの差なのか。

LEGION Y520でも

ゲーミングPCのLenovo LEGION Y520ではWindowsのnetshコマンドでステータスを確認します。

C:\Users\xxxx>netsh wlan show interface

システムに 1 インターフェイスがあります:

    名前                   : Wi-Fi
    説明                   : Intel(R) Dual Band Wireless-AC 8265
(中略)
    無線の種類             : 802.11ac
    認証                   : WPA2-パーソナル
    暗号                   : CCMP
    接続モード             : 自動接続
    チャネル               : 48
    受信速度 (Mbps)        : 866.7
    送信速度 (Mbps)        : 866.7
    シグナル               : 95%

良好なリンクスピードです。

5GHzと2.4GHzで住み分ける

という訳で見限りかけたHG8045Qも、操作一つで普通の無線APに戻りました。

これなら我が家の幹線通信機器として使えそうです。

そして我が家では2つの無線APを使い分ける事にしました。
光ローゼットから離せず、宅内の隅にあるHG8045Qは5GHzのSSIDのみ。
家の中心部にあるWG1800HPには2.4GHzSSIDのみ。
基本的には5GHzのSSIDを利用し、IoTデバイスなど繋がることが最優先のデバイスは2.4GHzを設定します。

APは1個にし、中継機も考えましたが、今や無線ルータは数千円で買える時代。
1733Mbpsの無線ルータを購入し、WG1800HPと置き換えて全無線をまかなった方がシンプルで快適かも。

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