Aliexpressの中国打線で組む、家庭用最安ラインの10GbEネットワーク

Aliexpressの中国打線で組む、家庭用最安ラインの10GbEネットワーク

メインPCをmini ITXからATXに変えたことで、PCIe拡張カードを挿せるようになりました。
いよいよやりたかった「家庭内LAN 10GbE整備計画」に着手します。

構成はP2P

10Gネットワークの主要構成パーツは「LANカード」と「ケーブル」。
さらにスイッチ(HUB)があれば理想だけれど、未だに高額です。

実際高速化したいのはリビングサーバとメインPCの2台間だけ。なのでシンプルに直結接続するpeer-to-peer構成を考えます。

いつか外からのネットが10Gプランになったら、その他装置も10Gでつなぐ構成に拡張するつもり。その頃に有線LANは40G、あるいは100Gになっているかもしれませんが。

そして商品を選ぶ先はおなじみAliexpressです。

10GBASE-T

1番の最有力となるのが、UTPケーブルを使う10GBASE-T規格。
より周波数特性に優れる「Cat.6A〜8」のLANケーブルを使い、10Gbpsの通信を実現します。

コネクタは従来通りのRJ45。速度にこだわらなければ、柔軟に従来のスイッチやNICとも接続できる汎用性も魅力です。

現在のAliexpressで一番安い10GBASE-Tカードはこちら。

10Gb PCI-E Network Card AQC107 Chipset 2.5G/5G/10G PCIE-X4 Fast Transmission ethernet network adapter

最安で6,706円+送料449円

使用しているチップはAQUANTIA(今は買収されてMARVEL) のAQC107。
ハイエンドM/BのオンボードNICや、ローエンド10GbE NICとして採用の多い製品。Windows10上での動作も問題ないでしょう。

AQC107はProdact BriefによるとPCI3.0 x4接続。”Supports line rate of up to 8.0 GT/s per lane”とあるので、1GT/s=0.8Gbpsとすると4レーンで最大25.6Gbps。10GBASE-T接続に対しフルスピードでデータ転送できるチップと言えそうです。

ただハードとして不安定と結論づけた人もいますね。

用意するLANケーブルはCat.6AでOK。
・・・なんですが品質担保が無いので、一段上のCat.7ケーブルを選びました。これなら最低Cat.6Aくらいの周波数特性は持っていると期待します。

Anmck Ethernet Cable RJ45 Cat7 Lan Cable UTP CAT 7 RJ 45 Network Cable

10Mで1,192円+送料14円。

ということで、10GBASE-Tプランはカード2枚にLANケーブルでトータル15,536円です。

10G SFP+ AOC/DAC

もう一つ家庭でも使えそうな10GbEソリューションが、ケーブル直結のSFP+モジュールを使った方法。

NICは物理接続部分(PHY)を持たず、SFPスロットとコントローラだけのカード。
その中で最安だったのがこのアダプタ。

X520-DA1 PCI-E Ethernet Converged Network Card SFP+ 10G PCIe 2.0 X8 Server Adapter with Intel 82599en chip

最安で3,529円+送料772円。

10年前発売のチップIntel 82599ENを使ったサーバ用途のアダプタ。
大分枯れたハードのため不具合とかは無さそうだけれど、マルチギガじゃないのは使いづらいか。

DatasheetにはPCIe v2.0 (5.0 GT/s)x8と記載がありました。デュアルスロットの製品もあるため、32Gbpsもの帯域を確保しているようです。

このSFPスロットに好みのSFPトランシーバを指すことで、目的に合わせた配線方式を選べます。
やろうと思えばここに10GBASE-TのSFPを挿し、UTPで繋ぐことも可能。高上がりなので選びませんが。

近年コストに優れる「SFPトランシーバ一体型ケーブル=AOC / DACケーブル」が使われはじめました。

ONTi 1m/3m/5m/10m/30m SFP+ 10Gb AOC SFP Module 10G 30-meter Active Optical Cable Compatible with Cisco Network Switch

10mでAOC最安のものは4,299円+送料無料。

10GBASE-SRのSFPx2とLCの光ケーブルを買うより幾分安く、消費電力も優れます。
また短距離であれば、光ではなく安価な銅ケーブルを使ったDAC(Twinax)ケーブルが候補にあがります。

1m/2m/3m/5m/7m/10m SFP+ 10Gb DAC Cable SFP Module 10G Passive Direct Attach Copper Twinax SFP Cable Compatible with Cisco

1mなら1,519円。
7m超えるあたりからケーブルが太く(AWG30→AWG24)高価になるため、AOCと価格が逆転します。

10G SFP+ AOC/DACプランはカード2枚とケーブルで合計12,901円。
汎用性を犠牲にする分、トータル安上がりになりました。

どちらがいいか

価格はSFPカード+AOCで構成すれば、2,600円安く組める事がわかりました。

ただ、2,600円安い以外にSFPのメリデメをどう受け止めるかが難しい。
心配はまずこのSFPがIntel 82599&Windows10でちゃんと認識するか?という点。
そして流用しづらく10G固定という仕様をどう考えるか。

メリットとして大きいのは、オールSFPポートな10Gスイッチは安いという点。
ポートごとにPHYのコストが発生しないため、8ポートで1.9万円という破格の商品も出ています。10GBASE-TではAliexpressですら8ポート 10万円↑。

うーん。ネタとして大変興味深い。
GbE SFPなら1,000円ちょっとで買えるし、これを我が家のセンタースイッチとするのも面白そう。

一応Amazonも見てみると、数千円差で似たような商品がいっぱい出品されていました。
これなら時間とリスクを支払ってまでAliexpressから買わなくてもいいかな?と考えだしてます。

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