10月末、NVIDIAはPCゲームを高画質・低負荷で録画できるツール”ShadowPlay“を公開しました。してはいたんですが、どうにもまともに動いていませんでした。それもここひと月、頻繁なバージョンアップがあり晴れて我が家でも動く様になったので試し撮りしてみました。
利用条件は
- NVIDIA GeForce 600,700番台のグラフィクスカード(Keplerコア)
- Core i3-2100/AthlonII X4 630以上のCPU
- 4GB以上のRAM、Windows 7 / 8
- NVIDIA® GeForce Experienceのインストール
- GeForce 331.43以降のグラフィクスドライバ
うちのGTX670もセフセフ。
NVIDIA® GeForce Experienceはゲームランチャー、ツールランチャー、ドライバアップデータを含んだコントロールツール。ドライバアップデートはいちいち公式サイトに行って.msiを落とす必要が無くなり便利です。
ShadowPlayを開始するにはGeForce Experienceの右上にある「ShadowPlay」ボタンをクリック。このコントロールパネルが出てくるので、左のスイッチをOnにしたら準備完了。あとはゲーム内でAlt+F9を押すと録画開始。またAlt+F9で停止。他にも「今の録画したかった!」と思った所でAlt+F10。シャドウ記録にてファイル化されます。
「シャドウ記録」というのはボタンを押した時間から一定時間を逆上ってムービーにする機能。ドライブレコーダーみたいな機能ですね。デフォルトでは5分逆上れます。
録画はこのシャドウと、通常録画を同時に使用可能(通常録画の録画とシャドウによる巻き戻る録画は被っても別々に録画されます)。音声はゲーム内のみの他、「インゲームとマイク」を選ぶ事で実況録画も可能。自分はニコ動で音楽聴きながらゲームしたらBGMとして入ってしまいました。
試しにThe Elder Scrolls Ⅴ:Skyrimのオープニングを撮影してみたのがこちら。保存先ディスクはRAMDISKにした事もあり、ラグの増加を感じる事無く録画できました。
出来上がったファイルは
- 1728×1080(1.6:1)
- 58.94fps(VBR)
- ビデオ:AVCコーデック ビットレート26Mbps
- オーディオ:AAC 100kbps(CBR) 48kHz 2ch
ファイルサイズは今回187MB/分。ゲームは2560×1600プレイでも、ムービーは縮小されるようです。それでもHDMIキャプチャーとは比べ物にならない高画質。YouTubeはあまり綺麗には見えませんが、元ファイルはゲーム画面そのままかと思うほどのクオリティです。PCゲーマーで動画をアップしたい人はもうこれ一択なんじゃないかと思えるほど。
ただ残念なのはフル画面のみ対応で、MMD作成画面などウィンドウ表示は録画できませんでした。今後デスクトップ録画もこのクオリティで撮れる様になったら、使う人は一気に増えると思うんです。
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今ならこのあたりがC/P良さそう。770は一気に1.5万円ほど上がります。