リビングサーバのマザーをIntel® Desktop Board DQ77MKに変更しました。その際「省電力マシンでの電源ユニットはACアダプタ1強なのか?」と疑問に思ったので比べて見ることに。なったので比較してみました。先に書いてしまうと、自分の環境では80 PLUS GOLD電源(PSU)に軍配が上がりました。
比べたのはこの2つ
ACアダプタ
記事(とうとうACアダプタPC | 徒労日記)にしたあと、ちゃんとファンレスの120W(12Vx10A)ACアダプターが届き、完全無音電源として頑張ってくれていました。picoPSUの効率は脅威の96%オーバー!(らしい)。肝心のACアダプタは効率不明なものの、前回のテストでは当時の電源を大きく引き離しています。
80PLUS GOLD 電源
2年ほど前から出だした小出力・高効率電源の一つ。価格が安いのと、24時間サーバなど消費電力が少ないPCなら変換効率の良い電源負荷45%~70%に合わせやすいのがポイント。
ちなみに80 PLUS GOLD規格は以下の変換効率を満たす物を指します。
- 負荷20%時:87%
- 負荷50%時:90%
- 負荷100%時:87%
測定結果
測定時のリビングサーバはこんな構成です。
OS | Microsoft Windows Home Server 2011 |
System Model | DQ77MK__ |
Processor | Intel(R) Core(TM) i5-2500T CPU @ 2.30GHz |
Memory | Vengeance — 8GB DDR3 PC3-12800 (1600MHz) |
Video | Onboard (Intel HD 2000) |
Disk1 | SSD 128GB(C300-CTFDDAC128MAG ) |
Disk2 | HDD WD Red 3TB(WD30EFRX-68AX9N0) |
Disk3 | HDD Seagete 3TB(ST3000DM001-9YN166) |
ext. Card | PT3 x1,PT2 x1 |
FAN | 12cm x1,8cm x1 |
USB | iMON VFD,USB->PATA Adapter,Keyboard dongle,USB DAC |
OSにログインしたところでディスプレイ(TV)をOFFし、何も動作させない状態をアイドル状態として測定。その後、CPU負荷100%(ts 2本同時エンコード)+クライアントからのリモートデスクトップを高負荷状態として測定しました。
ACアダプタ
アイドル時35W。構成からすると結構低いんじゃないでしょうか。前回の測定で一番違うところは、Athlon 4850eからCore i5 2500Tになってる所。たぶんその差が大きいでしょう。
つづいて高負荷
値は結構上下するものの、平均は72Wくらい。ケース内がスカスカになるので、ここにディスクを増設したりできます。まあそうすると今度容量が不安になるのだけれど。
80 PLUS GOLD 電源
アイドル時36W。ACアダプタより1Wだけ多いけれど誤差の範囲という気もしなくもない。
120Wに対する72Wは電源負荷60%。300Wに対する65Wは電源負荷22%。ACアダプタの方が有利そうですが、それでもPSUが割と大きな差をつけて勝利。
というわけで。これからはGOLD電源を使うことに決めました。部屋が寒いせいか絢風300のFANの音は殆ど気になりません。むしろ暑くなったら冷却面でも電源ユニットは有ってもいいんじゃないかと思います。ACアダプタを買った当時はその高効率ぶりに小躍りしたものですが、時代は変わりましたね。小出力の80 PLUS Platinum電源が出揃ったらまた試してみようかなと。
質問お願いします
Core i5 2500は、TDP=95Wですが、それを組んで全体で、65Wになるのが不思議なんですが
なぜこんなに低いのでしょうか
▽DELTA100001さん
ようこそいらっしゃいました。
このシステムの消費電力が少ないのは、CPUがi5-2500″T”なのでTDP45Wモデルになっているからですね。
特別なチューンとかではありません。
あとはTDPは熱設計の数字なので、実際の消費電力ではないというのもあります。
さっそく返信ありがとうございます
TDP=95Wのモデルではなかったのですね、了解です
すると、TDP45Wに周辺機器の分が加算されて、65Wですね
ちょうどそんなかんじだと合いますね
>高負荷時は65W
たぶん、100%は使うのは困難なんで、実質負荷80%ぐらいなんでしょうね
おかげで参考になりました
低電力で自作し直す計画中だったので情報探していました