この前に乗り換えたIntel DQ77MKに、新しいBIOSが公開されました。ところが適用しようとしても中々上手くいかず、最終的にIntelのサポートにお世話になってやっと出来ました。
BIOSリカバリーモードで書き換える
Intel DQ77MKには幾つかのBIOSアップデート方法が有ります。
- OS上でアップデートexeを実行する
- USBメモリにBIOS ROMを書き込み、POST時にF7キーでFLASHツールを起動する
- DOSブートメディアを作成し、DOSのアップデートツールを実行する
これら方法はIntelのダウンロードページに書かれており、従って実行したけれどどうにも進まない。万策つきてIntelサポートにメールしたところ、
4.BIOSリカバリーモードでUSBメモリから更新
を試して欲しいと言われ、実行したところすんなりアップデート出来ました。
こんな方法があったとは!何せマニュアルがこんな(Intel® Desktop Board DQ77MK Technical Product Specification)のしか無いので、なかなかのハードモード。
やり方はBIOSジャンパーを取り外してオープンにした状態で、ROMの書かれたUSBメモリを突っ込んで電源を入れるだけ。Intelからの詳しい解説は下記をご覧下さい。
3つもの手段が失敗する様
ここからは詳細報告なので読んでいただかなくても何ら問題ありません。
まず1.をやるとどうなるかというと、リブートしてPOSTが走った後、こんな画面で止まります。何回やってもMEで止まる。
この症状は英語のIntelフォーラムでも詰まってる人が居る症状です(DQ77KB – Bios update fails – error: FwUpdateFullBuffer)。伝統のエラーみたい。
次に2.起動時のF7ですが、押すとPOST画面でフリーズします。各パーツを外して最小構成にもしましたが結果変わらず。これは0056にアップした後も動きません。これ、バグ持ちなんじゃないのと。
最後の3.はDOS-on-USB Support – JamesOnline – Electrical Controlsを使ってDOS起動USBを作りました。このツールはWindows8でも面倒なく作れてオススメ!でも書き換えコマンドの実行の結果は1.と一緒。
あとがき
予想外に苦労したものの、無事0054から0056へバージョンアップ出来ました。POSTのロゴデザインが変わります。
読み込み中にくるくる回るサークルと被らなくなりましたね。ちなみにアップデートするとManagementEngineが完全に初期化されるので、リモート運用されている方は注意が必要です(Activate Netowrk AccessがDisableにされるのでWebで入れない)。
ちなみに「4つ」と書いた手順ですが、細かく分けるともう少しあるみたいですよ。
Desktop Boards — BIOS update instructions
まあきっと同じところで止まったでしょうね。英語ながら動画は参考になるので、やり方が分からない方を一度ご覧になるといいでしょう。