意外とまともなiOS6マップでトマムの雲海を見に行ってきた。

意外とまともなiOS6マップでトマムの雲海を見に行ってきた。

しばらくの間、世界に話題を提供したアップルの「新しいマップ」。確かに町中でお店を探す時は使えたものじゃないけれど、ナビは意外と進化してました。

iOS6マップ

「ジョブズが去ったAppleの斜陽を表している」とまで言われたiOS6のマップアプリ。すでに旬は過ぎてるのでそれは書きませんが、こっそり?アップデートされ、国内でも一部3D表示が始まりました。

今回、北海道に帰省したのでRX-8にiPhone5を接続。カーナビとして使ってみました。DiCE(RX-8でiPhoneが聴けた | 徒労日記)を使ったDock接続はできなくなったので、Aux入力とUSBシガーアダプタ+Lightningケーブルで間に合わせています。

札幌でも大丈夫

ただマップを斜めにしていた初期の3D表示に比べ、建物のシルエットが表示される事で走行中のイメージが大分掴める様になりました。

やっと「ナビ」と呼べるように

昔のマップではルート検索をしても、俯瞰表示と「途中の曲がり角」を拡大指示するだけ(しかも手で送る必要あり)のハンパな機能でした。iOS6マップのナビ機能はリアルタイムに走ってる位置がクォータービュー表示され、交差点が近づくと拡大されるまさに「普通のカーナビ」に近い機能がついてます。
これはAndroidのナビでは以前から実現できており、やっと追いついた感があります。

ナビ中はロックスクリーンもこの表示。他のアプリを使っている時も、音声案内とバナーによるガイドが行われます。

しかしまだまだ

「おお、マップはナビとしては進化してるじゃないか!」

とは思ったものの、やっぱりまだまだな部分が多数。

  • 有料道路を使わないルート検索ができない
  • 頑なに指定のルートに復帰させようとする
  • 目的地がなかなか出てこない(マップ自体の問題)

中でも笑えるのは「国道」を「くにみち」と読む音声案内。「創成川通(そうせいがわどおり)」は「そうなりかわつう」。「通」は「どおり」と読むほうが圧倒的に多い気がしますが、今後のバージョンアップに期待しましょう。

自分の中では「Uターン」を「ゆーたん」と読むのが萌え。女性の声ですが、イントネーションはモヤモヤさまぁ~ずのナレーションに最も近い。

雲海を見にトマムへ

このマップを使って、占冠町・トマムまで行ってきました。ナビゲーションとauの力が試されます。

樹海ロードを飛ばすと、穂別を過ぎたあたりからマップが更新されなくなりました。Softbankではもちろんダメだった場所ですが、auも結局ダメかい。日高に近くなると復活したので、オンラインマップの限界でしょうかね。人住んでないし。

なぜトマムかというと、雲海テラスというなんとも見事な雲海を楽して見られる場所があるらしいのです。という訳で朝4:30に動くゴンドラ目指して夜中1時に出発。前述のマップナビの未熟もあったりして、途中マップファン先生にご登場いただきました。

4時に到着するとすでにゴンドラ乗り場には人の列。居るもんですね。
ゴンドラに乗り込み、山頂駅についたのはまだ真っ暗な5時前。下界にはホテルのかすかな明かりと、不自然なほど緑に光る道東道の照明のみ。

しばらくすると東の山がオレンジの帯をまとい始めます。

なんと幻想的な事か。

山が眼下を黒く塗り、山吹色の帯から深い青へのグラデーション。空にはまだ光る星。貧相なボキャブラリーでは言葉にできません。この時になって残念ながら雲海ではなく、谷の部分に霧に似た雲が貯まっている事が確認できました。

あって良かったパノラマ機能。日の出時の雲海テラスです。
想像していたより、ずっと多くの人がシーズン最後の景色を楽しみにきていました。小屋では有名なSoup Stock Tokyoが飲めます。
なおこのテラスは真冬になるとただの「ナニココ?」みたいなステージに変わります。その状態では何度か来ていたんだけどね。

北海道の山はもう初雪を観測しました。トマム山頂も霜が降りてテラスはツルツル。少し厚着していったつもりでしたが、それを上回る寒さ。ベンチウォーマーのレンタルがあって助かりました。

いつもボードで滑り降りる「ザ・グローリー」(というコースらしい)スタート地点からトマムを望む。

残念ながら雲海は望めませんでしたが、幻想的な日の出が印象に残る帰省となりました。

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