ファーストサーバの事故から、サイトバックアップの話題が明らかに増えました。個人サイトとはいえ、Wordpressの様な動的生成サイトは障害復旧に時間がかかると書かれた記事もあります。
そこで今までmysqldumpをcronで回していたWordpressのバックアップを見直し、BackWPupプラグインで備える事にしました。保存先は色々選べるのが悩ましい所で、今回は一般開放されたGoogle Storageを使ってみようと思います。
Google Storageを用意
無料だけど条件有り
Google Cloud Storage — Google Developersはおおまかに言って
- 最大5GBのストレージ容量
- 25GB/月のデータ通信量
までが無料です。
そして最初無料でもクレジットカードの登録が必要。怖いことにこの制限を超えてしまうと、まるで警告等無くカードから取られてしまうらしい。注意しないとね・・
価格についての詳しい情報は
Pricing and Support – Google Cloud Storage — Google Developers
申し込み
Activate Google Cloud Storage – Google Cloud Storage — Google Developers
A Google APIs console project
If you have never used the Google APIs Console, sign in here. You will be prompted to create a project.
ここの”here”から入って下さい。
これが表示されるので、「Add Project」を押します。
ダッシュボードが表示されたら、左のペインから「OverView」をクリック。
“Project ID”の欄が「Register」となっているのでクリック。”Project ID”にユニーク(他と被らない)IDを決めて入力しましょう。入れたら「Chosse this ID」を押します。
IDがうまく入ると、”Owners”の所にメールアドレスが入り、”you”と表示されます。
クレカ情報入力
次に、決済情報を登録します。
左のメニューで”!“がついてる「Billing」をクリック。
Billing is not enabledとなっているハズ。ここでGoogle Checkoutバナーをクリックし、Walletへ。ログインすると通販サイトと同じ様に、クレジットカード情報を入力することができます。
次の画面で支払いの画面になります。
$0.00ですが、決済を求められます。
「Complete your purchase – $ 0.00」を押しましょう。
Googleから決済のメールが届き、Billingのステータスが更新されればGoogle Storageが使用可能になります。Dashboardは自動更新されない様なのでリロードしましょう。
キーを取得
使える様になったら、”Google Cloud Storage”メニューの「Storage Access」を選びます。
一番下に”Interoperable Access”の項目があるので、「Make this my default …」を押しましょう。
すると左メニューに”Interoperable Access”が増えます。
その中を開くとすでに1行、キーが発行されていました。
無い人は「Generate new key」を押して発行しましょう。
ここで表示される”Access Key”、”Secret”(「Show」を押すと表示される)をBackWPupで使用します。
バケットを作る
最後に、BackWPupで使う入れ物も用意しておきます。
を開き、「New Bucket」でバケットを作る。
のですが!
まったく希望の文字列が入りません。どうやら「全てのユーザーで共通なのでオリジナルな文字列を」らしいのですが、絶対使われてないだろ!みたいなのも入らない。本当に入らない。
何度も試して入ったのがこの文字列。
どういう事だってばよ・・・
とりあえずコレで使ってみます。
(このあとまた適当に希望のを入れたら入りました。混雑とかあるんでしょうか)
BackWPupプラグイン
インストール、設定については
今こそ安心できるWordPressバックアップを!復旧作業まで実際にやってみたWordPress丸ごとバックアップ法 | 情報科学屋さんを目指す人のメモ
がとても丁寧に書かれてますのでそちらを参考にしました。
左メニューに「BackWPup」が増えたら、「Add New」からバックアップジョブを作ります。その中でページ後半にある”Backup to Google Storage”の欄に値を入力。
前述の”Access Key”、”Secret”を入れると、作成済みのBucketが出てきます。その配下にフォルダを作りたい人は”Folder in bucket:“へ追記(頭の/は抜いて書き、末尾に/を入れます)。終わったらSave Changes。
この様にJobができればバックアップ準備は完了。Job画面で即時実行もでき、バックの様子もモニタできます。
自分の場合、バックアップサイズが700MBくらいあり、毎日ともなるとGoogle Storageの転送用量が心配。世代を減らし、フルバックアップは週一にするなどの調整が必要そうです。
One thought on “0”