部屋の備品であるダイニングチェアでPCを使っているとどうにも腰が痛い。キーボードとの高さがあってないし、そもそも食事用であって何時間も座るものじゃないのかも。
滞在先で家具を買うのは気が引けるけどこれで腰痛になっては元も子もありません。仕方なくPC用のチェアを買うことにしました。サムネの画像は@yamagteaにShotNoteのサンプルをもらったのでなんとなく。面白いなー、これ。
調査結果
まずはIKEAやニトリ、ヨドバシカメラなどいろいろ歩いて試座。値段と座り心地の両立は難しいなと感じてネットで調べました。参考にしたのは
など。得られた情報を自分なりにまとめると
- 家庭用のOAチェアと、仕事に耐えるワーキングチェアは別物
家庭用は本体価格、短時間の座面の座り心地などを重視している
ワーキングチェアは耐久性、仕事の姿勢を長時間サポートできるかを重視 - 楽天とかで写真ばかりかっこよく売られている中国製イスはゴミになる。
これはレビューなどから。
調整機構が少なく、自分の環境に合わせられない。すぐギーギーと異音が出るなど。 - ワーキングチェアは相手が企業という事もあり、新品価格が高い
実際コストがかかるんでしょうが、汎用品でも6万ぐらいから。
有名なアーロンチェアなどは15万前後と高額です。 - ワーキングチェアは作りがしっかりしているので中古市場があり安い。
壊れたら捨てる家庭用と異なり、ワーキングチェアは作りが堅牢な為、
中古品が出まわる様です。4月決算を超えられなかった会社が放出する為、
安く出まわるという側面もあり。
という事。
(イスの呼び方には諸説ありそうですが、ここでは家庭用をOAチェア、企業向け仕事用をワーキングチェアと書いてます)
どうせ使い捨て(になるかもしれない)なら、新品安物OAチェアじゃなくて中古のオフィスチェアでいいじゃないか。
5000円の椅子にしたった
視野と予算を少し広げて見に行ったのが株式会社神座 川崎本店。お店は昔ながら?の中古オフィス家具屋で、対応してくれたおばちゃん(失礼)の愛想が良くて色々座らせてもらいました。建屋はアレですが、アーロンチェアや自分のあこがれ、SteelcaseのLeap® チェアなど舶来品まで置いてあります。
アーロンもリープも中古で3万前後とずっと使うと思えば出してもいい価格。ブランドイメージが強くてかなり迷いました。でも迷ったら座ってみるのが一番。アーロンは座り心地にフレームの堅さがありました。リープはゆりかごの様な感触で悩みましたが、結局地味なグレー一色と傷の付き具合にてやめ。肘の構造がよろしくなくて良く壊れるらしいし。
後日電話注文して届けてもらったのがオカムラのサプレージ CX97ZR。現品限り5000円+配送2000円。下調べナシでしたがお店で座って気に入りました。
- 肘置きの調節幅が広く、作業中も使える
- 座面が十分下がる
- ロッキングもなめらかで座面も動く
ロッキングについてはオカムラ独自の「アンクルチルトリクライニング」を搭載、らしい。シンクロロッキング機能とほぼ同じ機能ですが、くるぶしを円の中心として動くのでより自然なリクライニングが出来るとの事。
参考:ASCII.jp:ビジネスをどっしり支える オカムラ「いすの博物館」
肘置きの拡大写真。
上下調整はもちろん、この肘置きの部分が2軸構成になっていて前後左右に動く&首振りする仕掛け。なので肘を置いたままキーボードが打てるし、マウスをさわりに行っても肘置きがクルッと回ってそのまま支え続けてくれます。まさにアームレストみたいなもの。
おわりに
届いたときに一番びっくりしたのはその重量。たぶん25kgくらいあって、横にしたら起こすのも大変です。ひっくり返して見ると足はダイカストだし、当時は高かっただろうなぁ。しかし床が傷付くと思うのでフローリングの人は保護材必須です。自分はダイソーでフロアマット(75×45)を2枚買ってきて敷きました。
重量と剛性感があるので置いた後はかなりの安定感。椅子の上で動いてもしっかり体を支えてくれます。肘置きも微調整できるからパソコンを長時間さわっても痛くなくなりました。リクライニングはそれほど角度がつかないのでDVD鑑賞とかにはあまり向かないかも。椅子としては後傾姿勢用になると思います。
5000円と椅子としては安い買い物でしたが、ホームセンターのOAチェアとは比べものにならない立派な椅子が手に入りました。これで快適なディアブロライフが迎えられそうです!