WHS2011が低価格で提供されている意味を考える

WHS2011が低価格で提供されている意味を考える

WHS2011について有名WHSブログさんが気になる書き方をされているので調べてみたら、自分も認識が甘かったところがあったのであげておきます。その気になった記事はこちら。

WHS2011のライセンス条項について « 鳩の谷の街へ ようこそ


DSP版の価格改正でWindows製品としては最低価格になってしまっているので、クライアントOSとして使う記事がでていますが、注意していただきたいことがあってこれを書きます。

あえてなんだ、とは書かれていませんが「ライセンス条項をよく読んでくださいよ」と書いておられます。これについては恥ずかしながら自分もライセンスは読まずにOKしてしまう人間なので、何のことかわからず。

それについてググるとこの方のサイトにあたりました。

「WHS 2011を『デスクトップOS』として使う」 はライセンス違反!? – 学生プログラマーの落書き @ かずひろかず


実はこのOS、ベースがWindows Server 2008 R2がベースとなっており、ぶっちゃけ言ってしまうと簡単に「デスクトップOS」化ができてしまいます。Officeだって普通のアプリケーションだってほとんど動いてしまいます。
しかし、これは実はライセンス違反なんですね。。。

なるほど。

元々は週アスプラスの記事「半額になった『Windows Home Server2011』をウィンドウズ7として使う!」が問題の様です。これはつまるところ「WHS2011は市販Windowsで一番安くて普通に使えるんだから、Windows7なんて買ってないで工夫してこっちを使おうぜ」みたいな事が書いてあります。
確かにWHS2011は結構高いWindows2008 Serverをベースにしているにも関わらず、一部Windows7のコンポーネントを追加する事で家庭用として遜色ない使い方ができます。
それでもWHSの普及を狙って(?)価格を下げているのに、ただ安いからWindows7などクライアントOSの代わりにしてしまう事が問題なのは自分でもわかります。

週アスプラスでは指摘を受けてMSに確認を取っているのだけど

「このような利用方法は日本マイクロソフトとして想定外で、推奨できるものではありません」(中略)ライセンス上の解釈の範囲以外にも、ソフトウェアが予期せぬ動作をする可能性はある。動作の保証はまったくない、という点を踏まえた上での動作検証記事として、読んでいただければ幸いだ。

と補足しています。

この免罪符的な書き方ってWindows100%とか懐かしきネトランとかのコピー推奨雑誌と変わらないのでは。

自分も使用許諾書を読んでみました。
肝心の「エンド ユーザー クライアント アプリケーション」の範囲については記載されておらず、なんともあやふやな所はあります。ただ少なくとも「デスクトップPCに入れて日々K/B&マウス&ディスプレイで操作して使う」のはライセンス違反、と認識したほうが良さそうです。

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