WindowsHomeServerをサイズ SCY-402-ITX-BKで組みましたが、TSのエンコードでCPU温度が80℃近くまで上昇(他に原因はあったのだけど)。HDDが入らないのと部品寿命が心配なのでケースをJMAX JX-FX400Bへ組み替えることとしました。
このケース、Amazonでは\7,980(自分は我慢できずにFaithで¥8,980で購入)という低価格ながら、ディスク搭載のギミックと細部への気遣い、品質にあふれた高C/Pな優良ケースでした。
外観と特徴
俗に言うキューブPCサイズのケース。左側面に電源ボタン、USB端子、サウンド端子アリ。SDカードリーダがあれば言う事ナシ。
特徴はなんと言っても3.5inchホットスワップベイが2本ついている事。その分ちょっと大きめですが、3.5シャドウベイx1,3.5ホットスワップベイx1、5インチベイx1とHDD搭載量はMini-ITXケースではトップクラス。ホットスワップベイの奥にはバックプレーン(ディスクと接続されるコネクタがついた基板)が有り、ディスク交換時にケースを開けなくていい本格的なもの。
安心のMade in Taiwan. Chainaより信じてます。
付属のSFX電源は300W。背面ファンは8cm。このファンからは3pinコネクタが出ていますが、分岐ケーブルでHDDバックプレーンともつながっています。なので特に3pinを刺さなくても動作可能。FANコネクタの少ないMiniITXのことを良く考えてあります。
付属のSFX電源は300W。背面ファンは8cm。このファンからは3pinコネクタが出ていますが、分岐ケーブルでHDDバックプレーンともつながっています。なので特に3pinを刺さなくても動作可能。FANコネクタの少ないMiniITXのことを良く考えてあります。
サイドパネルはネジ1本で外れます。スチール板として厚みがあり、安物ケースの様な歪みやビビリは無し。内側の曲げも丁寧でバリもなく強度があります。ねじ穴もぴったりで加工精度の高さを感じました。表面は樹脂塗装によるヘアライン風加工。珍しい塗装ですが、汚れが目立たず、質感は上々。
残念なのは天板が外れないため、5インチベイへの取り付けには苦労します。自信の無い人は電源ユニットを外して作業すれば良いでしょう。
残念なのは天板が外れないため、5インチベイへの取り付けには苦労します。自信の無い人は電源ユニットを外して作業すれば良いでしょう。
中をあけた所。ホットスワップベイの下に3.5inchトレイがあります。ここにもフロントファンの風が届くように穴があけてあります。。
電源ケーブルは長め&多め。
電源ケーブルは長め&多め。
- 4pinペリフェラルコネクタ(旧 HDD用)x2
- SATAコネクタx3及びx1
- ATX電源x1、GPU用6pinx1
- マザー用4+4pinx1
とフルセットで出ています。足りないよりはいいか。
フロントからはフロントUSBコネクタx1、HD Audioコネクタx1、フロントFANx1、PowerSW,PowerLED,HDD LEDx各1。ResetSWとSpeakerはナシ。
フロントからはフロントUSBコネクタx1、HD Audioコネクタx1、フロントFANx1、PowerSW,PowerLED,HDD LEDx各1。ResetSWとSpeakerはナシ。
搭載してみる
ホットスワップベイが内側に張り出しているため、マザーボードのスペースはごくわずか。背の低いCPUファンしか使用できず、自分はShuriken(手裏剣)リビジョンBを諦め、@YamagteaにもらったIntel i57 2600K付属CPUファンに交換しました。
マザーによってはヒートシンクだけでも使える様ですが、エアフローの確保は難しそう。
マザーによってはヒートシンクだけでも使える様ですが、エアフローの確保は難しそう。
5inchベイには以前ボロカスに書いた(インテル新Coreシリーズ買いまして | 徒労日記)LogitechのHDDホットスワップベイ LHR-IS01PU を追加してみました。背面が電源に密着して本当ギリギリ。付属の小型ファンは回しても無意味でしょう。
これで3本の3.5inch HDDをホットスワップ可能に。
これで3本の3.5inch HDDをホットスワップ可能に。
残念ながらこのファンは軸音がコロコロと鳴るタイプ。夜は青いLEDが眩しいし。気にしない人は気にならないレベルではありますが。ただドアの根本を通るケーブルはヒシチューブで保護してあったり、フロントファン、リアファン共にプラスチック製のFANガードがあるなど細かな部分へもしっかり気を遣ってるのが伝わってきます。
動作させてみる
今回はフロントファンをDQ67EPのSystemFanコネクタへ。リアファンはバックプレーンから。その状態でしばらく動かして測ったのがこの状態。CPUはIntel Core i5 2500T(TDP45W)
CPU,HDD共に35℃前後で安定しています。これれでTSエンコードをかけたところ、CPUのみ55℃前後(MAX60℃)まで上昇。騒音の増加もほとんどなく優秀な結果。ディスクも3本載せた状態で40℃前後なら合格点と考えています。
このケースのウリといえるHDDのホットスワップも試したところ無事動作。SATAポートの設定はAHCIでOSはWHS2011。トレイはシンプルなものですが動作もスムーズ。挿した時だけデバイスマネージャから「ハードウェアの更新」を選んで認識させる必要があります。
大量の映像データHDDをテープの様に入れ替えたり、ローテーションさせて複数のバックアップHDDを作成するのにうってつけのサーバケースだと思います。
最後に気になるHDDバックプレーンの写真。
基板を見る限り、約2万円する株式会社ディラック : HD MASTER MINIと同じものを使っている模様。本体前面にはアクセスLEDが1個しかありませんが、このパターンを見る限りHDDごとにアクセス信号を取り出せそう。サーバ機みたいにディスクごとのアクセスランプを付けたら楽しそうじゃないですか。夢が広がりマス。
上の白いコネクタがFAN用電源(おそらく5V)
基板を見る限り、約2万円する株式会社ディラック : HD MASTER MINIと同じものを使っている模様。本体前面にはアクセスLEDが1個しかありませんが、このパターンを見る限りHDDごとにアクセス信号を取り出せそう。サーバ機みたいにディスクごとのアクセスランプを付けたら楽しそうじゃないですか。夢が広がりマス。
上の白いコネクタがFAN用電源(おそらく5V)
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