VMware Playerで再びMacOSXの夢を見たんだ(Snow Leopard編)

VMware Playerで再びMacOSXの夢を見たんだ(Snow Leopard編)

今度は仮想PCだ!

的な勢いでMacOSをVMware上で動かしてみました。

ハードウェアの組み合わせにシビアなMacOSですが、物理PCに比べたらハードルは低く、

  1. インテルプラットフォームである事
  2. VT(Intel Virtualization Technology)がBIOSで有効である事

のみが必須条件の様です。

参考にさせていただいたのは以下のサイト

必要なもの

SnowLeopardは一度iso化しておいた方が何かと便利です。VMwareは登録する事で無料で使用できますが、メモリやCPUなどは比較的余裕が必要。
darwin_snow.isoは起動の為に読み込ませるisoファイル(darwin.isoではKernelPanicします)。これは製品改変ファイルとかあではなく、ブートローダーとツールのセットの様です。EnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gzはVMの仮想サウンドハードウェアであるEnsoniq向け追加モジュール(kext)。

SnowLeopardのインストール

  1. VMware Playerで仮想マシンを作成します。OSは「その他64bit」 CPUコアは1~4個お好みで、メモリは1GB~、HDDは20GB~お好みで。
  2. 作成した仮想マシンをクリックし、「仮想マシンの編集」にてFDDなど不要なデバイスを削除。darwin.-snow.isoをCDドライブへ設定し「接続済み」をチェック。
  3. 一度VMware Playerを閉じて、仮想マシンの.vmxファイルをテキストエディタで編集。guestOS = “other-64″の部分をguestOS = “darwin10-64″へ変更。
  4. VMware Playerから仮想マシンを起動。起動途中の黒画面で止まる(orエラーを繰り返す)のでVMwareウィンドウの左下「CDアイコン」の右クリックメニューを開きます
  5. darwin_snow.isoからSnow Leopardのisoファイルに入れ替えてEnter.
  6. 画面が変わりOSローディングが進めば成功。
  7. 言語を選んだ後、上メニューからディスクユーティリティを起動
  8. HDDを「MacOS拡張(ジャーナリング)」、GUIDパーティションで初期化。
  9. 後は通常のMacの様にインストールを行う。
  10. リブート語はまたdarwin_snow.isoがCDに入っている必要あり。
  11. 初期設定のユーザーアカウント入力画面はWinキー+Qでパスできる

これでインストール完了。うまくいけばあのMacの画面がWindows内に見えるはず。(再)起動の際には毎回darwin_snow.isoがCDに入って居る必要があります。

時の注意としては「システム環境設定」から「ソフトウェアアップデート」を実行する際、”Mac OS 統合アップデート”は実行しない事。起動しなくなります。

起動後の設定

MacOSが起動した状態でdarwin_snow.isoを読み込む事により、デスクトップにVMware Toolsが表示されます。中を開いてインストールする事により、ビデオドライバ等が有効になるようです。

Windows側からファイルを持ち込む場合には共有を有効にするのが便利そう。

「VM」メニューから「設定」、「オプション」の「共有フォルダ」を選択、「常に有効」にチェックを入れて「追加」をクリックします

この方法でEnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gzをMacOSXに持ち込み、セットアップを行います。

再起動すると音が聞こえるようになりました。

画面のサイズを変更するには/Library/Preferences/SystemConfiguration/にある、com.apple.Boot.plistを手で書き換える必要があります。ただしあまり変な解像度を入れると対応できず画面が乱れてしまう様です。

1920x1050x32にしてみた図。動いては居ますが化け化け。
変更する場合は少しづつ試していきましょう。

また、不具合として

  • 毎回darwin_snow.isoを入れておく必要がある
  • TimeMachine,取れるけど入ろうとするとフリーズ
  • 放置するとフリーズしている事がある(パワーセービング動作の問題?)

などが確認できます。ただ通常の動作には問題無い範疇。

これでWindowsにいながら、MacOSもシームレスに触れる事ができます。仕事で両方使う必要がある、なんて人には便利な気がします。自分の場合一番のメリットは、丸ごとバックアップが取りやすく、復元やコピーが簡単にできる事でしょうか。ハードウェアなどのテストが簡単になりそうです。

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