3.5インチミニディスプレイに好きなデータを表示する2つの方法 -UsbMonitor編-

3.5インチミニディスプレイに好きなデータを表示する2つの方法 -UsbMonitor編-

前回はPythonで書かれたプログラムで3.5インチLCDを表示する方法を書きました。

3.5インチミニディスプレイに好きなデータを表示する2つの方法 -Python編-

今回は純正アプリ”UsbMonitor”にある「Theme Editor」を使って画面表示をカスタムしてみます。

UsbMonitor ThemeEditor

初回にもさわりの手順を書きましたが、も少し補足します。

ベーステーマ選び

テーマに使える要素(表示項目の数や種類)は元にするテーマファイルで決まります。自分で作れないので。
縦置き、横置きのデザインもここで選んでおきます。

今回は””.\config\LandscapeTechnologyChs.data”を使いました。3個の円グラフを含む横置きデザインです。
5個の円グラフを使いたい場合は”LandscapeDeeSpace”が良いでしょう。

UI画像の作成

[Theme Editor]にて[Load Theme]からLandscapeTechnologyChs.dataをロードします。
次に[UI-Image]から背景として””.\3.5\deep blue.png”をロードします。

一面塗りつぶしの背景をロードすると、動的に更新される部分が残ります。

逆にここに残らなかった部分、枠線やタイトルなどは全てUI画像に描く必要があります。

元のテーマ画像をトレースしつつ、新しい480×320のUI画像を描いていきます。
自分はオンライン写真編集 : Pixlrを使いました。

要素の位置調整はあとで自由にできます。バーの長さも。
なので似たようなデザインにするとしても、位置は適当で大丈夫。
右端はフレームによる表示不可領域があるため、少し余白を確保しました。

完成した画像を透過PNGで保存します。

合成して位置調整

LandscapeTechnologyChs.dataをロードした状態で、同様に作成したUI画像をロードします。
あとはDevice、SubItemを一つづつ選びながら、微妙な位置調整をすれば完成。

要素はひとつひとつ表示・非表示が選べます。
VOLUME、HDD使用量などのバーは隠しておくのもあり。
円グラフのデザインは残念ながらあまり変更できません。直径、太さくらい。

調整が完了したら[SaveName]にファイル名を入れて[Save Theme]で保存。
上書きできないので毎回新しい名前が必要です。

使えるディスプレイができる!?

そんな訳で、一通りのカスタマイズはできました。
時間をかければ様々なデザインが作れそう。

ただ、自分が一番表示したかった温度はCPU,GPU,HDDの3つのみ。
UsbMonitor自体がハードウェアの情報収集も兼ねている為、あまり多くの機能は持たされていないようです。

コメントを残す