NUROのルータを移動させたいので自分で光ケーブルを交換しました

NUROのルータを移動させたいので自分で光ケーブルを交換しました

無線を全てTP-Link AX6000に任せた結果、HG8045Qの位置は自由になりました。
ただし光ケーブルの届く範囲は狭いため、自分でより長いものに交換し移設しました。

その工程を少し解説します。

なお配線の交換については自己責任でお願いします。
作業の結果、ネットに繋がらなくなってもフォローは出来ませんので悪しからず。

光ファイバケーブルの種類に注意

まず配線材となる光ファイバケーブルを選びます。

LANケーブル同様、用途によりかなり多くの種類があります。
おそらく自分も全ては把握しきれていません。

ただ大手通販サイトから買う場合、以下のポイントを押さえれば大丈夫と思います。

  1. 3~4種類のコネクタ形状
  2. 2種類のケーブルタイプ
  3. 2種類のカット

あとはもちろん長さ。

3~4種類のコネクタ形状

(ファイバ)ケーブルのコネクタは10種類前後。
なかでも一般流通するのは「SCコネクタ」と「LCコネクタ」。あとは少数派として「FC」「ST」くらい。

日本の家庭内で使われるのはほぼ「SCコネクタ」です。

左がNTTフレッツの光ローゼット、右がNUROのです。全く一緒のSCコネクタ。

「LCコネクタ」はネットワークの他、サーバ・ストレージ間のFC接続などにも使われます。
「SCコネクタ」と同じくらい取り扱いがありますので、発注時は注意しましょう。

2種類のケーブルタイプ

同じく家庭内で使われるのは「シングルモード」ファイバです。
対になる「マルチモード」ファイバは複数機器間の接続に使われます。

商品数を見ていてもシングルモードの製品がほとんど。
あまり気にしなくてもいいかもしれません。

2種類のカット

少し注意が必要なのがカット。
”カット”だったり”研磨”だったり”コンタクト”と書かれています。

これは光ファイバコネクタの先端、接続面の形を指しています。
どれにするかは機種によって確認が必要。
「UPC」が多いように見えますが、「APC」も同様に売られています。

種類の違いについては、BLACK BOX社のページがわかりやすく書かれていました。

HG8045Qはマニュアルを読むと「光ポートに接続する光コネクタはSC/UPCコネクタです。」と記載があります。

10m SC-SC シングルモード光ファイバケーブル

今回は長いケーブルが欲しかったのでAliexpressで安く買いました。
SC/UPC-SC/UPC(両端同じという意味)シングルモードファイバケーブルです。

Sc/UPC SC/UPC SM 3ミリメートル光ファイバジャンパーケーブルシングルモード延長パッチコード|ワイヤー & ケーブル| – AliExpress

追跡不可の”Cainiao Super Economy Global”で308円と激安。
2020-08-31 19:16にオーダーして、2020-09-15にポストインされました。

Amazonなどでは、クセの強く、硬めの黄色いケーブルが400円/3mくらいから、白く柔らかいケーブルが1,200円/2mくらいで出品されています。

黄色でも最終的な速度に影響は出ていません。
取り回しで選べば良いと思います。

交換作業

LANケーブルよりも光ケーブルはデリケートな為、交換には注意が必要です。

注意1:ケーブルの曲げ

ケーブルをどのくらい曲げても問題ないかは製品によります。
ただ、少なくともLANケーブルのつもりで曲げると折れます。
折れた光ケーブルは当然使えません。

また例えギリギリ折れていなくても、光がそこで減衰するようになれば大きな性能悪化、最悪リンクアップしなくなります。

わからない商品なら、届いた当時の梱包状態以上には曲げないようにしましょう。
柔らかい白いケーブルでもDVDサイズくらいまででしょうか。

注意2:汚れの防止

光ケーブルは接続部が汚れに弱く、性能に影響が出ます。
オーディオ用のTOSLINKは粗野に扱っても割と大丈夫ですが、通信用は如実に現れます。

本来であれば接続の直前に、オスメス両端を専用の道具で毎回清掃します。
でも自分で使う機器であれば、注意して作業すれば1回くらいの抜き差しはほぼ大丈夫。

ケーブルを抜いたら、メス側は装置に付属のキャップ、もしくはマスキングテープでフタをします。
オス側も購入時は先端に小さなキャップがついているので、直前まで外さないようにします。

置き場所が決まったらそれぞれ保護を外し、速やかに接続しましょう。

最初から使われていたケーブルは、SCコネクタ内にシャッターがついています。
引き抜くと青い部分内部で、先端が自動的にキャップされる仕組み。優秀です。

もしリンクアップしない場合は、クレトップ(商品名)や光コネクタクリーナなどで清掃が必要。
ただし素人が数回使うだけにしては高い商品なので、やっぱり気をつけて作業するのがベター。
適当な布で掃除すると先端に傷がついて性能が二度と戻らなくなるのでやめましょう。

速度確認

移設が終わった後、本来の性能が変わらず出ているか確認。

30円/mのケーブルでも大丈夫そうです。

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