アンプ3種類を聴き比べ

アンプ3種類を聴き比べ

 TA2020の馴らしも済んだ頃と思うので、TA2020と鎌ベイアンプ、そしてメインのAVアンプであるTX-SA703(N)の3種類で聴き比べをしてみました。

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試聴環境

  • サウンドカード:オンボード(蟹のALC889)からRCAにて出力
  • スピーカー:YAMAHA NS-6HX
  • SPケーブル:JBL JSC1000にてバイワイヤリング接続
  • 視聴した音源:下記のアルバムから数曲ずつ
A Day In New YorkA Day In New York
Morelenbaum2 / Sakamoto

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AM to PMAM to PM
越田太郎丸

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 その他、SOUND HOLIC / SWING HOLICからCharcal BlossomとSister Flandre ~眷族~。

 リビングのスピーカーはこんなのです。

20090726-2.jpg

 周りの置物のせいでこんなアングル。

聴き比べ

■鎌ベイ
 3機種の中でもっとも(といってもどちらかというと、な程度)ドンシャリな傾向。そのせいもあってか非常にハキハキとした鳴り方がする。解像度が高い音とも聴こえる。ただし中低域の音に若干音自体が変わったかの様な歪み感があり。A Day In New Yorkではゲンベとピアノの音が分離してしまったとも思える。一部音に膜がかかった様な質感も聴き取れる。
 でも大きなスピーカーでも十分なくらい鳴らせるというのを実感できました。

■TA2020KIT
 3機種の中では一つ上のランクに居ると感じました。
全域でバランスが取れており、聴き疲れしない音。それでいて鎌ベイにあった解像度の高さは同等かそれのちょっと下くらい。ゲンベもピアノもスネアも綺麗。鎌ベイで離れ気味だったゲンベとピアノのペアも真ん中からまとまって出てます。
 ボリュームをついつい上げたくなる美音。ただしLPFは8Ω設定なので、6Ωとか少し合ってないかも

■ONKYO TX-SA703
 PureDirectモードをONにして試聴。低音は出ているものの中高域が足りず、大分おちついた印象の音。最初の二つを聴いた後だと、どんなにボリュームを上げても物足りない気がしてしまう。質感、解像度、定位感の点ではデジタル2機種に劣ると感じた

総評

 と、そこまで偉そうに書くほどのことでも無いのだけど。
自分の好みの音で決めるなら、
 TA2020KIT>>>鎌ベイ>>>>>>>>TX-SA703
かなと。TX-SA703はAVアンプなので、7.1ch10万の製品でも2ch勝負となるとキツイのは大方の想像の通り。リモコンやサラウンドなどデジアンには無い要素が一杯あるので、そちらに重きを置くなら比べるべくも無い所。鎌ベイは元が4000円(自分は大分お金継ぎ足したけど)のアンプがこれほどトールボーイを鳴らせるのかと驚いた所です。ただ、Radius90HDではTA2020との差が分かりづらくてリビングに持ってきたら、やっぱりその差は大きくなりました。高効率なスピーカーと組み合わせて、打ち込み系の音を聞く分には十分と思います。クラシックとか大型スピーカーは短所が目立つかも。
 そしてTA2020ですが十分リビングのメインアンプとして使える音質を持っていると感じしました。トロイダルコアトランスとかを電源につかって、こちらの方くらい本格的にやれば全然アリだと思う。

 ちなみに鎌ベイは新型の鎌ベイKROが出ましたね。内容見る限り大して良くなっては居なさそうです。

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