NVIDIAから次期GPUアーキテクチャ”Pascal”を採用したを搭載したハイエンド「GTX 1080」に続き、ミドルハイとなる「GeForce GTX 1070」を発表しました。
自分的にはコチラが狙い目となるため、どのような製品になるのか大注目の製品です。
GTX970の3倍のパフォーマンス
公式のアナウンスは出ていませんが、グラフで見る限り現行のGeForce GTX 970と比べて6~70%程度パフォーマンスが向上する模様。という事は今使っているGTX670からなら約2.8倍速度アップする算段。3倍ってちょっとすごいな・・・期待とホントかよ?という気持ちが入り交じります。
GTX970との主なスペック比較。
GTX 1070 | GTX 970 | |
CUDAコア | 1920 | 1664 |
ベースクロック | 1506 MHz | 1050 MHz |
ブーストクロック | 1683 MHz | 1178 MHz |
メモリ構成 | 8GB GDDR5 | 4GB GDDR5 |
メモリバス幅/帯域 | 256bit/256GB/s | 256bit/224GB/s |
消費/推奨システム電力 | 150W/500W | 145W/500W |
電源コネクタ | 8pin x1 | 6pin x2 |
コアクロックに関しては43%増加、CUDAコア数、メモリ帯域は14%増加しています。メモリが4GBから8GBに増えましたが、GTX970の様なメモリ問題は起きない事を願います。1080とメモリサイズは一緒なので今度はROPの数が合ってると良いのですが。
「実際の使用に問題はない」と修正を否定していましたが、ソフト的対策を飛び越え実際にメモリ起因のドロップが発生している動画が多く公開されています。
バンド幅は256bitと従来通り。GDDR5Xを採用したGTX1080も変わらないので昨年末話に出ていたHBMメモリの採用は見送られている様です(HBM2待ち?)。
またGTX980Tiから大きく消費電力を減らしたGTX1080に比べ、1070はほぼ変わらずというかむしろ増えてます。製造プロセスは28nmから16nmに微細化されているにもかかわらずほぼ=という事は実際には消費電力は増えてると言えるのでは。1080からコアを削減しつつも性能アップを果たすため、クロックの増加にて対応した弊害なのでしょうか(一気に下がった970からの右肩下がりを期待するのは酷かも)。
このGTX1070ですがOEMボードで379ドル、Webサイト掲載のFounders Editionは449ドルで6月初旬に販売されるとの事。思っていた以上に早く発売されますね。これが国内販売になると各メーカーデザインのボードて5万~6万円になると予想します。
価格かぶりのGTX980販売価格に変化はあるんでしょうか。
1080は980より15W増えてますよ。普通に考えれば980の後継が1080で970の後継が1070。