Win10タブレットのアプリを探していたら、Forza Motorsport 6: Apex (Beta) | Microsoft ストアを見つけました。どうやら5月5日から、オープンβとして公開されたようです。ゲーミングPCとして最低限のスペックは求められますが、今のところフル機能を無料で遊ぶことができています。
最低動作環境 –
- OS: Windows 10 64 ビット版- バージョン1511
- CPU: Intel Core i3-4170/3.7GHz
- RAM: 8 GB (2 GB VRAM)
- グラフィック カード: Radeon R7 250X/GeForce GT 740 以上
- HDD: 30 GB 以上の空き容量
- DirectX 12
注目すべき所はこのゲームがWindows10専用&DirectX 12対応である事でしょうか。18GBものサイズをもつフル実装のゲームがなぜ無料なのかを調べてみると、βテストという事以外にPS4やAndroid勢に対してWindows(≒Xbox)プラットフォームの優位性を示したいというMSの思惑があるそうで。
Access Accepted第491回:Xboxのキーパーソン,アーロン・グリーンバーグ氏インタビュー – 4Gamer.net
また,レーシングゲームは最新プラットフォームのショウケースとして披露されることがありますが,「Forza Motorsport 6: Apex」をリリースする目的はまさに,DirectX 12と4K解像度によるグラフィックスの進化を1人でも多くの人に味わってもらい,Windowsプラットフォームの優位性を体験してもらうことにあるわけです。そのための無料リリースなのであって,一種の広報活動と考えていただくと良いかと思います。
ゲーム自体は2015年9月17日に発売されているForza Motorsport 6 | Xboxが元になっており、そのままのプラットフォーム移植となっています。
忠実さよりも楽しさ重視
インストールは放置している間に終わったので早速プレイ。
Forzaシリーズの特徴である「忠実な実車再現のレーシングシミュレータではなく、楽しくカッコヨク遊べるドライビングゲーム」はApexでも健在。Forza Motorsport 6: Apex (Beta)(以下Apex)を起動するといきなりFord GTに乗せられ、キーボード操作でリオデジャネイロの街中を走り回る事に。といっても最初は各種アシストが最大限に効いているのでWASDキーだけで簡単にクリアできちゃいます。面倒な儀式やプラクティスをナシに走りを楽しめる。この手軽さがForzaカラーでしょう。
モデリングも格好いいですね。実写よりも背が高くて車幅が狭い「ずんぐりむっくり」なのもForza4から変わらず。色については綺麗すぎるというか、HDRみたいな非現実的な綺麗さで写真にするときは映えます。
ガレージに入った車は舐めるように見回したり、写真を撮ったりドアをあけたりが可能。
ゲームはツアーを進めていく事でRP(ゲーム内通貨)が貯まり、それによって様々な実績や希望の車をアンロックさせられるシステム。面白いのは最初は山盛りついたアシスト機能をOFFにする毎にRPの報酬利率が引き上げられるシステム。トラクションコントロールやATを外すのが個人の趣味だったこれまでと比べ、積極的に「オール人力を目指す」事ができるいい方法だと思います。
ツアーのステージごとに英語でナレーション入るんですが、一部元TopGearのCaptain.Slowことジェームズ・メイが声を当ててますね。ウンチク好きみたいなのでぴったりのキャスティングだと思います!ジェレミーがいたら「こんなゲームはオタク共のXXXX」とか問題発言するんでしょうか。
全く関係無いけどそのジェレミーの問題行為でTopGearから離れた元司会3人組がAmazon Prime Videoで製作するシリーズタイトルが決まったそうですよ。中身からして日本でも収録する日が来るのかも?早く観たいですね。
Forza HUBとXboxアプリ
今回久しぶりのMSゲーム環境という事でPC側にもサポートソフトがあります。
Forza Hub
自分が過去プレイした各Forzaタイトルの実績の他、最新ニュースや力作スクリーンショットなどがチェックできます。
本当はこれをインストールすることで「R35 GTR Black Edition」が貰えるらしいのだけれど未だにゲーム内で貰える気配がありません・・・。また、共有した自分のフォトもチェックできるメニューがありますが、肝心の写真がApex内で見つからないという・・・。
あまり使うこと無いかな?とも思いますがForza Hubに入会(にチェックを付ける)すると以下の特典が受けられるそうな。
- 限定ボーナスリワードを受け取れます
- 特別なイベントやサービスの情報を入手できます
- 他にも盛りだくさん!
ようは決まってないんですね・・・・
Xboxアプリ&Xboxアプリβ
イマイチなにが違うのかわからないXboxユーザーのHubアプリ。Windows10には最初からインストールされている他、Storeからβ版を追加ダウンロードできます。
アプリのメイン画面を開く場面は少なそうですが、ゲーム中のスクリーンショット撮影、動画撮影はこのアプリが行っています。以下ショートカットで操作可能。
- ゲーム中の撮影:Win+Alt+PrintScreen
- ゲーム中の録画:Win+Alt+R
撮影されたファイルはC:\Users\username\Videos\Capturesに保存されます。
Microsoft Xbox One コントローラ
最初にキーボードで遊んだのは、手持ちのハンドルコントローラDriving Force Proが動かなかったため。流石に古すぎるせいかと思ったら、どうやらいま時点ではどのハンドルコントローラも認識しないようです。今後のアップデートにて対応していく、とヘルプにかかれていますが発表の理由が冒頭の通りだとすると対応してくれるかは五分五分といった所。
そんな訳でゲームパッド一択なわけですが、我が家はゲームパッドも古い。PS3のコントローラ+USB変換アダプタによるDirectInput世代のためこれもApexでは全く認識しませんでした(参考サイト:XInput と DirectInput)
という事でDinput対応を条件に確実に対応しているXbox One Controller + Cable for Windowsを購入。
有線接続でありながら5,000円もするんですが、握って走ったら納得。
一般的なグリップ分の2個の他に、アクセル・ブレーキに割り当てるRT/LTトリガー用に一個づつ、計4つの振動モータが内蔵されています。それを使って縁石を踏んで一瞬グリップが抜けた後のジャダーや、ABS動作時のペダルへのキックバックをわかりやすく再現してくれます。実際アクセルペダルはエンジン負荷と連動して揺れたりはしないものの、ゲーム内の情報を脳に直接伝える手段として指からの振動が効果的に使われていると思いました。
この白いXのボタンを押すことでどの状態からもXboxアプリ付随の「ゲームバー」ツールを呼び出せます。ゲームバーではショートカットと同じようにSS撮影、録画が可能。
コントローラはMicroUSBでつなぐと勝手にドライバがインストールされ、Apex内でもほぼそのままプレイをスタートできます。カスタマイズは勿論可能ですが、保存するプロファイル名に日本語が入っていると「保存できません」といわれるので半角英数にしましょう。
おわり
Forza Motorsport 6: Apex(β)のベータが示す通りいつか正式版がきて課金対象になるのか、はたまたリリースして満足あと放置、となるかはまだわかりません。それでもWindowsPCゲームプラットフォームは事実上底なしのクオリティ追求が出来るので、コアな人達はここに行き着くハズ!?お試しと言わず是非メインストリームとしてタイトルのリリースをお願いします。そしてまずはハンドルコントローラ対応を何卒。
これでWindowsでもワイヤレス!
> ジェレミーがいたら「こんなゲームはオタク共のXXXX」とか問題発言するんでしょうか。
ジェレミーはNEED FOR SPEED 3というゲームの中で車両解説をしています
>タラちゃんさん
なんと、ジェレミーもやってましたか。
毒舌交えずちゃんと解説してるか心配になりますw