Wi-Fi版iPad miniでもカーナビに使える。そんな触れ込みのiPhoneアプリ「TexaGPS™」を使ってみました。
iPadは3G通信が出来るセルラー版しかGPS機能が付いていません。そのためアプリを起動しても、Wi-Fiを使った大まかな現在位置しかわからず、おおよそナビゲーションレベルにはならないのが現状。
TexaGPSはGPS機能を持ったiPhone5を使い、ネット回線とGPSデータをiPadへ転送してナビゲーションに使えるアプリ。しかも開発されたISSHOは札幌の方らしい。これは応援しなくてはとポチりました(今日現在、登場キャンペーンにて\800→\450)。
Androidには同じ機能を目指したTetherGPSという物が一足先に公開されているものの、iOSではおそらく初のアプリ。
買ってから気付いたのですが、TheterGPSは現在のところ同作者様のナビアプリ「なびすけHD」とセットでしか動きません。マップアプリ側でTexaGPS用APIの仕込みが必要なためです。なびすけHDは現在無料なのでこれをiPad miniにダウンロードして使用開始。
設定方法は作者様のチュートリアル参照。見なくても分かるほどシンプルです。
実際に使ってみた画面。
おお、ちゃんとWi-Fi版iPad miniでマップがグリグリ動いてる。これはちょっとした感動があります。マップは純正マップとWebのGoogleMapが選べ、後者の場合はテザリングでデータも取得します。
なびすけHDは複数目的地設定、自宅検索、リルートなど一通りの機能あり。TexaGPSからデータを受けているときは走行速度なども表示されます。音声案内(現在試験中)はありますが2D表示のみで交差点ガイドなどはありません。
こちらが連携中のTexaGPS画面。iPadのリモコンとなり、手元で拡大縮小やリルートなどの操作が可能。iPadをダッシュボードなどに固定した場合、シガーなどの近くに置いたiPhoneから操作が行えます。利用シーンが見えてきそうないい機能です。
実際にナビとして一日使ってみたところ、TexaGPSとなびすけHDの連携は完璧に動作していました。ただ、純粋にナビアプリとしてのなびすけHDの機能不足が目立ちました(連携が完璧なだけに)。「簡易ナビ」と制作者自ら書いている通り、本格的なナビに取って代わる物ではないようです。
そもそもナビアプリは一朝一夕で完成度が上がるジャンルではなく、MapFan for iPhoneの様な使い勝手を期待するのも酷でしょう(純正マップのナビを見ると難しい事がわかります)。むしろ制作者が望むのは完成度の高いナビアプリにTexaGPS APIが採用される事なのでは無いでしょうか。その為、公式サイト(ISSHO TexaGPS)でもAPIを広く公開されています。もしこれが大手マップアプリに採用されれば、利用場面は一気に広がるんじゃないでしょうか。マップアプリ側にも+になる話なので、タイアップなどこれからのハンドリングに期待。
そうなったらこの為に車にiPad mini固定ホルダー用意したいと思います。そのくらい動き出したら使えるアプリに化ける可能性があると感じました。
ブルートゥース接続では、Wi-Fi接続に比べて、誤差が大きい。