徹夜明けの水曜日、マルツでオペアンプを買ってきました。
リニアテクノロジー LT1364というデュアルオペアンプです。
はたして一般人にもオペアンプ交換は体感できるのか??
これを先日作ったPCM2704 USB DAC & MUSES8820 HPA | 徒労日記で聞き比べてみよう。
このOPAは作者さんのオススメ+他のサイトでもデュアルオペアンプとしては評価が高く、シングルOPAのブルジョア「OPA627A」にも迫る音質!と評判のモデルです。マルツにて1個889円。
高速2000V/u秒は他の追従をゆるさない
LT1364はリニアテクノロジー社の2回路入り、高速、高ドライブ型のOPAMPです。
信号の入力に対して素早く反応するスルーレートが、1000V/u秒というOPA2134やLME49860などに比べて約50倍の性能です。それでありながら消費電流は同じレベルを達成しています。
また普通は600Ω負荷に対してしか性能を規定していませんが、これは150Ω負荷でも十分なドライブ能力を保証しています。重たい負荷にも十分こたえられる性能です。他とも互換性がありますので、ハイスピードな音質をお試しください。
取り付けてまずはスピーカー(といってもPionnerのiPhone用NAC1)で再生。
すぐ「すっきりとバランスのとれた音になった」と感じました。MUSE8820で組んだときは鳴ってすぐ、「ちょっと低音がブーミーだな」と思ったものでしたが。それが無くなったのが第一印象。
次に今度はイヤフォン(Image X10i – Klipsch)で聴いてみました。
わかる!わかるぞぉ!!(cv:若本規夫)
MUSE8820は全体的に音を太らせた感じ。悪く言えば誇張なのかもしれないけど、パワフルにも感じるのでソースによってはこちらの方が楽ししい。ただし、その分低音の膨らみが気になりました。これがブーミーって感じた部分なんでしょう。
対してLT1364の方は原音忠実というか緻密な鳴り方がします。高音もうるさく鳴らないし、トランペットのハイトーンが気持ちいいです。反面、低音は目立たないので少し軽く感じる事もあります。
誇張とは書いたけど、「お互いを比べたら、」の範囲。出来るコトなら曲によって入れ替えたいくらいw 元気よく聴きたい時はMUSE8820、じっくり聴きたい時はLT1364というのが自分の感想。
それはさておき、JRCのMUSE8820の製品ページ好きだなー。海外メーカーの味気ない紹介に比べて、熱意みたいな物が伝わってきますw