Windows8の新機能「リフレッシュ」と「リセット」を試したけれどなんだか怪しい (追記:Windows10のリセットについて)

Windows8の新機能「リフレッシュ」と「リセット」を試したけれどなんだか怪しい (追記:Windows10のリセットについて)

TwitteでもWindows8に対する数々の不満と不具合を呟いていますが、今回堪りかねてWindow8の新機能「リフレッシュ」と「リセット」を試しました。というか試すハメになりました。

今回は長々と書くので先に結論だけ。

トラブルシュートが目的なら、Windows8「リセット」と「リフレッシュ」は使うな。

スタートアップが動かない

今回のシステムの問題はこれです。なんだかインストールする度に新しい問題にブチあたる気がするんですが。解決策が見つからず、MSのWindowsサポートにもお世話になりながら

  1. C:\Users\Username\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup にショートカット作成
  2. gpedit.mscで[コンピュータの構成]-[管理用テンプレート]-[システム]-[ログオン]-[ユーザーのログオン時に実行するプログラムを指定する]
  3. タスクスケジューラのログオン時実行のタスクを作る

など試してもダメでした。ちなみにサポートによると、3.の手法を試す場合、タスクを実行するユーザーを”Users”にしないと動かない場合があるとの事。残念ながら自分の結果には影響なし。

他にも「シャットダウン時にHDDアクセスが無いまま数分待つ」様な不具合もあり、情けないながら再インストールという手段を選びました。でもただ消すより

[blackbirdpie url=”https://twitter.com/guys_dolls/status/305115353195884544″]

よね?

「リフレッシュ」と「リセット」

これらの違いは多くの記事で書かれているのでそちらを御覧ください。

電話口の困ったちゃん(初心者)に「リフレッシュ機能なら買った時に戻れるよ!」と最適なソリューションを提供したり、人にPCを譲り渡すときに説明書の詰まったダンボールからCDを探す旅をしなくて良くなる訳です。

リフレッシュ

まずは「リフレッシュで問題解消されるか?」で試したところ、問題は見事に直りました。スタートアップフォルダで正しく起動でき、シャットダウンも高速です。

20130224-01 リフレッシュで起きることは

  • 所要時間は約10分(SSD+Corei7)
  • インストール媒体を要求される
  • デスクトップは消える(一部作成したファイルは残った)
  • デバイスドライバも入れ直し
  • MSの修正パッチ&LanguagePackはすべて削除される
  • マイドキュメント(ピクチャ、ミュージック)は残る
  • Windows.oldが作成され、Program Files(x86)やWindowsにファイルが丸ごと移動される。
  • ユーザーフォルダの一部も移動され、ツールのショートカットはリンク先が書き換えられる

ユーザーからすれば新品同様のPC。ただし、エクスプローラで探せばデータは見つかる。といった状態になるのがリフレッシュです。

従来のアプリ(デスクトップアプリ)は消えるものの、Metroスタイルアプリは残るし、Metroアプリの設定はクラウドから復元されます(Microsoftアカウントでインストールしていれば)。これから(遠い未来?)の使い方に合わせたリカバリ方法なのかもしれません。

リセット

リフレッシュで万事解決、と思ったら今度は初のBSOD(ブルースクリーン)に遭遇しました。今までフリーズはあってもBSODはなかったのに。面倒ながら覚悟を決めてリセットを実施。

20130224-02

  • 本当に全部消える
  • 所要時間は約14分(SSD+Corei7)
  • インストール媒体を要求される
  • プロダクトキーを供給される
  • インストールドライブのみを消去するか、すべてのドライブを消去するか選べる
  • 簡易な消去か高度な消去かを選べる
  • セットアップ時の言語、キーボードはインストールパッケージが変(日本語キー配列、英語表示に)
  • 起動後ロケールの設定を直す設定あり

これで綺麗サッパリ・・・できてなくてまたBSODが再発。そして初期ロケールが異なるせいか日本語パックを入れても一部表示が化けたままになりました。ダメだこれ・・・(;´Д`)

Windows8の問題

サポートの方もいろいろな問題に苦慮しているのが伺えますが、はっきりいってWindows8は配慮が足りない。自分はそう思ってます。

初期セットアップの最中でさえ、ちょっとしたインストールの順番やタイミングでおかしな持病を持つ。そしてデータドライブを初めて繋いだ時は「アクセス権がありません」とフォルダを開く度に言われる。使い慣れたアプリは謎のエラーを発し初め、改めて管理者モードで動かす必要性に気付かされる。これがセキュリティ対策?

趣味でPCを使う人で苦労は避けたいなら暫くWindows8は避けた方がいいでしょう。

それでもWin8を触る同志にアドバイスを一つ。
セットアップ中の再起動はCtrlを押しながら「再起動」を押す事(切る設定チャームを出すときはCtrl+Iが便利)。

2018/01/12追記:Windows10のリセットについて

Windows10 Builed1709にて同機能を試す機会があったのでメモ。
マシンはThinkCentre M710q Tinyの500GB HDDモデルだがCPUなどのスペックは不明。

設定>更新とセキュリティ>回復>このPCを初期状態に戻す

Windows8の様に「リフレッシュ」「リセット」という単語は見当たらない。試しに「今すぐ再起動」を押した先なら選択肢が増えるかと思ったが変わらない模様。

「開始する」を押すと、「個人用ファイルを保持する」「すべてを削除する」の二択が出る。
今回は「全てを削除する」を選択。

確認ののち、Windows上での処理に5分ほど、そのごリブートし、インストール中の様な画面で15分経った所でまだ33%。
掛かりそうだったので離席したためどれだけかかるのか分からないけれど、結構時間はかかるみたい。

戻ってくるとWindows10のOOBEが表示されており、通常通り言語、キーボードなどのセットアップを確認される。
Lenovo IDというフレーズが出て来るため、メーカーにてカスタマイズされたイメージのようだ。

その他確認出来たこととして

  • 初期の壁紙のため、ユーザープロファイルは初期化された様子。
  • デバイスドライバ情報は残っていた。
  • セットアップしたアプリ(Office,ウィルスバスター等)は消えていた

以上の結果から、Windows8と同様にリカバリ領域からの完全なImage To Disk復元ではないようだ。「ファイル履歴」機能の様に、初期のファイルセットに個別に書き戻していると推察できる。
復元後、自分のWin8の時の様な不具合は無いので精度が上がり「使用に耐える」機能になったのかもしれない。

HDDの一部領域に格納されたリカバリ領域からリカバリする場合、「その他の回復オプション>Windowsのクリーンインストールで新たに開始する方法」を選べばなるのかも??

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