Raspberry Pi 2 Model Bが発売。これはコンパクトベアボーンPCの流れを変えるかも。

Raspberry Pi 2 Model Bが発売。これはコンパクトベアボーンPCの流れを変えるかも。

USBを4ポートに強化したRaspberry Pi B+を発売して半年、Raspberry Piの新しいエディションとなるRaspberry Pi 2 Model Bが発売になりました。

Raspberry Pi 2 Model B | Raspberry Pi


 

Because it has an ARMv7 processor, it can run the full range of ARM GNU/Linux distributions, including Snappy Ubuntu Core, as well as Microsoft Windows 10 (see the blog for more information).

The Raspberry Pi 2 has an identical form factor to the previous (Pi 1) Model B+ and has complete compatibility with Raspberry Pi 1.

おなじみEngadget 日本版ではわかりやすい日本語の解説と写真付きで紹介。

Raspberry Pi 2 Model B発売。4コア化&1GB RAMでWindows 10も対応、6倍高速 – Engadget Japanese


 


英国のRaspberry Pi ファウンデーションが、シングルボードコンピュータ Raspberry Pi の新製品Raspberry Pi 2 Model B を発売しました。昨年7月発売のRaspberry Pi Model B+ を元に、プロセッサを強化するとともにメインメモリも増量した最上位モデルです。

大きなポイントは

  1. SoC(CPU)を4コアのARMプロセッサへ変更
  2. メモリも1GBへ倍増
  3. 価格は据え置き$35

CPU/メモリ以外は増えてないといいますが、これはもう立派なミニPCキットです。しかも$35の。そして続けざまにこのニュース

マイクロソフト、Raspberry Pi 2 に無料でWindows 10と開発環境を提供 – Engadget Japanese


 

マイクロソフトがシングルボードコンピュータRaspberry Pi 2にWindows 10 を無償提供すると発表しました。

これまでMS はインテルの開発ボードGalileo 向けに開発環境を提供してきましたが、新たにRaspberry Pi も支援対象となりWindows 10 を含む開発環境が無償で提供されます。

ミニPCの様なスペックを持ち、なおかつWindows10も無償で提供されるとなれば「とりあえずのスペックでいいならPCが$35で手に入る」となってしまう訳です。

今までIntel Bay-Trail MなどのSoCを搭載し2万~3万を出してきたミニPCには脅威と言えるんではないでしょうか。ECS – LIVA MINI PC KITとかm-Stickシリーズ MS-NH1|マウスコンピューターとか。もちろん電源まで揃ってパッケージ化された商品とフルスクラッチみたいなRaspberryPi 2、Intel Bay TrailとARM Cortex A7がイコールだとは言いませんが、Raspberry Pi 2で賄えてしまうシーンは往々に出てくるでしょう。

また、$20で販売され続けるRaspberry Pi 1 Model A+も家の数カ所にセンサーとしてばら撒いたり、簡単格安なIoTへの変換デバイスとして需要が伸びる余地があります。コンパクトなインテルR Edisonは魅力ですが、出力インターフェイスがレガシーなサイズじゃないので個人用途では使いづらく、$50という価格も複数台個人で買うには覚悟がいる値段です。

なおRaspberry Pi 2 Model BはいつものRSコンポーネンツRaspberry Pi | element14で販売中。RSのステータスは「一時的な在庫切れ – 2015/02/05に入荷し、その後5営業日でお届け予定」、element14では「In Stock」となっています。

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