ニセコに面白いカプセルホテル誕生。見どころいっぱいのファーストキャビンニセコに泊まってきました。

ニセコに面白いカプセルホテル誕生。見どころいっぱいのファーストキャビンニセコに泊まってきました。

ニセコといえば今や多くの外国人が訪れるウィンターリゾート地。そのリゾート地になぜかできたカプセルホテルがなかなか面白かったのでレポートします。
なおワタクシ人生初カプセルホテルで御座います。「そんなのカプホでは当たり前」みたいな事を書いてるかもしれませんが、失笑してやってください。

このホテルの面白ポイント3つ

ホテルの名前は「ファーストキャビン ニセコ・ぽんの湯」。
全国にカプセルホテルを展開するファーストキャビンの北海道内一号店。

最初に書きたかったポイント3つをご紹介します。

その1:建物の由来

場所は倶知安駅から車で10分ほどの国道沿い。市街地の端っこに大型郊外店に混じって建っています。

なんでこんな外れにカプセルホテルなのかというと・・・この建物「旧ホーマック倶知安店」を流用して作られているから。

「異様に天井の高い玄関」「広々とした風除室」。そして内側の自動ドアをくぐると暖房器具売り場・・・ではなくロビーがあります。暖炉を模したお洒落なインテリアで飾られていますが、道民なら「なんかホーマックの家具売り場っぽい!」と感想が漏れそう。やわらぎ◯場でも通じるかもしれない。

道民お馴染みのホームセンターがどう空間を変えたか、そう思うだけで違った見方が楽しめます。

その2:整然とした館内

チェックインを済ませると、会社みたいなカードキーとベット下収納のキーを渡されます。
ドア横のリーダーに当ててキャビンブースへ。

ホームセンター(しつこい)の高い天井のもと、一部の乱れなく整然とならべられたキャビン。

天井は真っ黒で静謐な空間。
なんというか、ホテルというより神殿です。

ファーストキャビンはカプセルのタイプを飛行機のクラスと同様のグレード分けしています。自分が想像していた「ウナギの寝床」タイプもあるようですが、ここニセコは全てが個人用として1番広い「ファーストクラスキャビン」。

これが男女別に合計169室(?)あり、そのほか複数人で利用する個室の「プレミアムクラスキャビン」があります。

その3:ファーストクラスだった

他のホテルと写真で比べただけで恐縮ですが、キャビンの中はまさしく「カプセルホテルのファーストクラスや!」。ヒネリナシ。

なんというか営業形態としてカプセルホテルではありつつも、アメニティから設備、ベッドの広さに至るまで、自分がカプセルホテルに抱いていたイメージはいい意味で裏切られました。

お風呂は広々とした天然温泉。ラウンジはゆったりしていて洋書を備えたブックシェルフも。

最近首都圏でもこういった設備を備えた高級感のあるカプセルホテルは増えています。

宿としてのGood

では普通に宿としてどうか。

まず建物が新しい事はなにより高得点ですね。11月22日のオープンからまだ半月経ったくらいでまさに出来立て。
洗面所もトイレも綺麗ですし、備え付けも使っていて気持ちがいいものです。

 

ウインタースポーツの起点となるよう、多数のロッカーを備えた乾燥室や作業台も有り。ロビーも広く、これからリゾートを楽しむ人で溢れても大丈夫でしょう。

立地は車で活動する拠点としてなら便利。駐車場は広く、ヒラフエリアへの登り口はすぐ。周りにラーメン屋以外がほぼ無いのが悩ましいですが、コンビニ、スーパー、ドラッグストアが徒歩圏内でお安く済ませるなら不便はありません。
徒歩だとここまで来るのはほぼ無理。でも倶知安駅→ヒラフスキー場を回る豪華なラッピングシャトルバスがあり、それを利用できれば体一つでヒラフが楽しめそうです。

宿としてのBad

残念ながら館内の豪華な「レストラン北海堂」はハイシーズン前だからなのかずっと準備中でした。写真は美味しそうだったのに。

そしてお値段は正直高い。
いくらラグジーとはいえ、カプセルホテルで一泊7200円という価格は果たして?倶知安駅前なら個室のビジネスホテルに泊まれる値段です。

あとは自分が初のカプセルホテルということもあり、少し神経質にはなりました。いくら立派な設備でもアコーディオンカーテンの1枚先が廊下なことは変わりません。
誰かが歩けば人気を感じるし、ベッドを離れる時はこまめに身の回りのものを施錠可能な引き出しにしまうのは正直面倒。充電器とかガジェットが多いもので。

値段とこのカプセルホテルの特徴の乖離をどこまで許せるか。それによって選択肢に入るかどうかきまります。

ハイシーズンならありかも?

以上、施設の面白さも相まっていろいろ見て回りたくなる魅力的なホテルでした。

値段がネックと高いと書いていますが、もしこの価格のまま真冬も続けるのであればニセコでは大安とも言えます。ヒラフではボロい旅館でさえハイシーズンは1万円以上するので。

車でサッとつけて、ボード道具をドガドガと片付けて、天然温泉でひとっ風呂あびる。そしてまた夜のヒラフの外国人街に繰り出すなら、この7,200円はずいぶんとコスパが良く思えるかも??

ところでホテルを予約した頃はいろんな記事に「ホームセンターの跡地を利用」と書いてありました。それが今探すとほとんど検索に引っかかりません。これは一体・・・

コメントを残す