10万円で買える55インチ。LG 55UH7500に買い替えました。

10万円で買える55インチ。LG 55UH7500に買い替えました。

長年にわたり(?)買い替えを検討し、とうとうSONYのBRAVIAからLGの激安55インチ液晶テレビ「55UH7500」に買い替えました。11年の時間差と45万円→10万円の金額差。それがどれほどのものか興味があります。

テレビの役目

製品の話の前に、一つ使い方について。

BRAVIAを買った時、自宅での過ごし方といえばリビングでテレビを観る事が主でした。情報の多くはテレビから発信され、大きなテレビはその家の象徴的な存在でもありました。

現在でもテレビがリビングの中心、という家は多いでしょう。けれどスマホでもタブレットでも映画は観られるし、情報はガジェットから受け取る時代。我が家で流れる映像はほとんどAmazonプライムビデオかYoutubeです。テレビはそれを家族で鑑賞するときにだけ必要なのです。

つまり自分に限って言えば、テレビに求める機能が「地上波を綺麗に観られる」ことから「ネットを含む動画を複数人で楽しめる」ことに大きく変わったのです。

8万円~25万円で選考

55インチ以上という条件のうち、候補に上げたのは以下の機種です。値段はコストコ、ケーズデンキ、コジマを巡った中での最安価格。

Youtubeは大抵どのメーカーも対応していますが、Amazonプライムビデオまで対応しているのはSONYとLGだけ。中でもAndroidTV採用でなんでもできそう(願望)なSONYは一番の候補でした。しかしお店で触ってみると本当にレスポンスが悪い。番組表は数秒レベルで時間がかかるし、チャンネル選択にしても一拍ずれる。

REGZAは地上波の4K表示が綺麗で、画質はエントリー価格帯で一番。58インチと他メーカーより3インチ大きいのも魅力的。でも58MX500はなんというかテレビとして真面目すぎて目新しい事がほとんどありません。動画サービスもYoutubeとNETFLIXしか対応していないし、機能アップもメーカーのファーム提供待ち。そこがすごく引っかかる。

結局LG同士の55UH7500OLED55B6P か迷った末、OLED55B6P の酷い画像処理(肌色が緑っぽい!)を目の当たりにし55UH7500に決定しました。

コストコは特にそうですが、各社一番都合のいい4Kソースをメモリから連続再生して展示します。そうするとどのメーカーもうっとりするほど綺麗。でも地上波の処理能力(色合いとか、FullHD→4K処理とか)は商品差が激しい。これは動画配信サービスの処理にも影響するので、一度買う前に地上波は見ておくべきだなと思いました。

予想以上のデカさ

55UH7500は価格.comを下回りコストコが最安。ただしAmazonポイントを消化したいため¥ 98,980という割高価格で購入。今はもう1万円くらい安くなっている様です。

佐川さんは一人で持ってきましたが部屋に入れると本当デカい。

この箱を自前で処理しなければならないのがAmazonの辛さでしょう。

慎重に前面を床面にして倒し、ズリズリと少しづつ取り出します。背面端子はKDL-40X1000に比べるとシンプル。でレガシーな入力端子は1個しかありません。

もう繋げるデバイスも少ないから、HDMIさえあればいいという割り切りです。音声出力は光デジタルかこのミニステレオ端子のみ。ヘッドホンをここに毎回刺すのはあまり現実的ではないでしょうね・・・。

壁掛け再チャレンジ

今度こそ。という事で壁掛け。今度はちゃんと事前に取り付け穴(300mm x 300mm)がアームが適合するのを確認しています。

しかしアームに添付のM6ネジが長すぎて最後まで締まらない!
ホームセンターに走りM6x20mmのネジを書い直しました。

載せるときはKDL-40X1000の重さがネックでしたが、55UH7500は薄さがネック。画面上部はノーパソ並の薄さで強度はなく「しなり」ます。出来る限りスタンドが刺さるであろう下部に手を回してなんとかアームに乗せました。

55UH7500の薄さがわかるアングル。

 

下部に2cm弱膨らみがあるものの、壁掛け金具を完全に畳んでも壁にはあたりません。そのくら背面フラット&全体的に薄い。このお陰で見事に「壁に貼られている」印象を与えてくれます。

メディア再生環境の完成形

これが半月ほど使った感想。
テレビとしての映りはまったく問題なく、OLED55B6Pでの心配は杞憂に終わりました。何より一番満足しているのは、

プライムビデオ、Youtube、TSの消化に対応した巨大ディスプレイ

として完成していることです。

Amazonプライムビデオ、Youtubeはそれぞれのスティック型端末で観るよりもキビキビと動きます。Plexをアプリとして追加できるので、PCで録画した.tsファイルもテレビだけで消化できます。そして操作はTVのリモコン一つなのでリビングはスッキリ。

使えるマジックリモコン

(ホコリがついてて申し訳ない)

マジックリモコンはレーザーポインターの用に「指し示す」操作が出来る画期的リモコン。画面に向けるとカーソルが現れるので、画面のメニューを指して決定(ホイール押し込み)するだけと直感的操作を実現。国産機は遠くの画面表示を読む→手元のリモコンのボタンを探す、という方式になりどうしても2ステップの操作が必要です。
どんな操作でもまずカーソルで探ればいいマジックリモコンは今のスマホ時代にアジャストしていると言えるでしょう。どう贔屓目に見ても一番のリモコンだと自分は感じました。

このマジックリモコンは下位の55UH6500だと付属しません。単体購入も可能で操作はスマホアプリ、LG TV Plusからも行えます。

LG TV Plus 3.5.2(無料)App
カテゴリ: ユーティリティ
販売元: LG Electronics, Inc. – LG Electronics(サイズ: 48.4 MB)
全てのバージョンの評価: (14件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

AndroidTVじゃないけどアプリは追加できる

独自ストアLG ContentStoreでアプリが選べます。各動画配信サービスがここから追加されて出荷される他、結構な数のゲームやアプリがあります。

RedBull TV、どこにでもあるな!

DLNAクライアント機能

国産機でも多くが対応するDLNAクライアント機能。廉価モデルでもちゃんと対応しています。自宅鯖にPlex Serverを入れてくれるので、そこからPCのコンテンツを取り出すことができました。

Plex Serverは動画を変換>ストリーミングしてくれるのでPlexクライアントが無くても動画視聴はできてしまいます。

4Kコンテンツが追加コストなしで楽しめる

AmazonプライムビデオやYoutubeでは4Kタイトルを楽しめます。これは本当に綺麗。10万円とか関係なし。

外部入力ではないので、環境の問題も発生しません。

という訳で大満足

まとめて書くとLG 55UH7500にはこのような特徴があります。

  • 55インチで最安82,000円
  • とても薄く、10kgと軽い
  • AmazonTV、Youtube、Plexに対応
  • レーザーポインターみたいなマジックリモコン便利
  • 操作レスポンスが良い
  • DLNAクライアント内蔵
  • 有線LAN/無線LAN内蔵
  • 年間消費電力量:107kWh

自分の欲しい機能を全部盛り込んだ大満足のTVです。国産機でこの機能を満たそうとすると新発売の30万円クラスの製品を選ぶしかありません。正直買うまでは韓国製のテレビに少なからず抵抗がありましたが、飛び込んでみて正解。日本でも通用するということを認めなくてはなりません。

他にもUSBHDDへの録画や、Miracastを使ったSmartShareなどまだ試していない機能も持っています。

以上、ここまでべた褒めでしたが、問題を一つ発見しました。PS3でBD(エヴァ:Q)を見ていた際、速い描画シーンでインタレースのズレ?みたいな表示バケが数フレーム発生しました。頻度はそれほど高くないですが、BD全般で発生するなら映画をよく見る人は気になるかもしれません。

そんなわけでこの様な細部の甘さがある可能性は認識しておくといいかも。それでも目くじら立ててチェックする人でもなければ、このTVはベストバイに思えるんです。

持っているTVがモデルチェンジしていました。

4 thoughts on “10

  1. うちは先月KJ-49X8300D(B)買いました。
    AmazonとDAZN楽しんでる。いい時代だね。

  2. 自宅鍵の検索をしていたら、こちらの日記にたどりつきました。器用な方で凄いなぁと思いつつ読ませて頂きました。色々参考にもなるのでお気に入りにさせて頂きます。

    1. ▽傘波さん
      いらっしゃいませ。稚拙なBlogにそこまでのお言葉をいただくとなんだか面映ゆいですね。
      少しでも自分の徒労がみなさんの糧になれば幸いです。

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