並べたパソコンをもっとも手軽に操作できる無料ツール”Mouse without Borders”

並べたパソコンをもっとも手軽に操作できる無料ツール”Mouse without Borders”

友人が使っていたツール、自分でも試してみたら驚くほどシンプルで驚くほど便利になったので紹介。去年11月に発表されていたMicrosoft Garage発祥のMouse without Bordersです。

こんなソフト

  1. 複数のPCを一つのマウスとキーボードで操作できる
  2. マウスカーソルはただ一つ。複数PCの中を自由に移動できる。
  3. 「切り替え」は無く、マウスカーソルがあるPCが操作対象になる。
  4. ソフトは無料

マウスカーソルを左端(or右端)まで移動させると、隣PCの画面にワープします。シームレスに。移動したらマウスカーソルがあるPCにキーボード入力も移ります。一切の切り替え動作をせず、複数のPCを操作できる訳です。

当初はリモートデスクトップやVNCと似たものかと思いましたが、まったく違った考え方を持ったツールでした。PCリソースが2倍になる点は同じでも、画面はそれぞれ独立している為デュアルモニタ的使い勝手の良さがあります。

こんな場面に向く

  1. ノートPCとデスクトップPCを並べて使っている
  2. 複数入力のあるディスプレイを使っており、K/B切り替え器がない

1.はまさしく自分の環境。仕事場でノートPCとデスクトップを横に並べて(これ重要)使っています。この時、ふとノートPCを操作したくなってもいちいちマウスを持ち替えたり、キーボードに置く手を移す必要がありません。
反面、離れた2カ所のPCで使うのはあまり向かないでしょう。PC同士が近い事が条件です。

2.は友達の使い方。液晶テレビは複数入力があってPCを切り替えられるけど、キーボード・マウスの切り替え器は無い為キーボードが散乱。そんな場合でもこのツールなら無料でキーボード・マウスをまとめられます。

使い方

ダウンロードはこちらから

まずキーボードをつけた親機にしたいマシンにインストール。

ここで[NO]を選ぶと

接続するためのホスト名、パスワードが表示されます。ここで親機は待機。

今度は操作される側の子機にインストールを実行します。子機では起動時に[YES]を押しましょう。するとホスト名、パスワードを聞かれるので、親機の画面に表示された二つを入力。

接続が行われ

こう表示されればリンクが完了。

その後設定画面が表示(一度閉じた場合はトレイからオレンジ色の→←アイコンからSetting)されます。ここで必要なのはPCの物理的な置き場所(右、左)をドラッグドロップで決めるだけ。終わったら[Apply]→[Close]と押せば隣のPCとマウスが一体化しているはずです。

一部のキーボードショートカット(Winキー+Lの画面ロックとか)は変更されるので、そのカスタマイズは”Other Option”から行えます。

使ってみると

VM関係のアプリと共に使用しても、特に化けや誤作動なく動きます。VM内にカーソルがあるときはちゃんと(?)捕らわれてるしあるときでも、別PCに向けて動かせばカーソルは隣のPCに移ります。戻すとまたVM内に入る形。

  • 明示的に一つのPCだけを操作したい時はCtrlキーx3回。全台同じ入力が行われるので、複数台で同じフォルダを開いたりする操作に使えるかも?
  • マウスカーソルを置いたことにしたまま(MouseOverなどにより)、別PCでスクリーンショットを取ることもできます。Ctrl+Alt+F1(~4)にて。操作画面作成が捗りますね。
  • また一つづつではありますが、ファイルをドラッグドロップしてコピーする機能まであります。

一応会社で使うこともあり、通信量を調べてみました。
ホスト側にマウスカーソルがある時はほぼ0kb/s。ゲスト側にマウスカーソルを移動させ、動かし続けた時でUploadが40kb/s、 Downloadが13kb/sほど。同じL2スイッチ配下で接続されたPCであれば負荷と呼べない範囲の微々たる量です。画面データが飛ばない分、 VNCよりも軽量。
通信ポートは送信側が15100~15101番、受信側が13396番。ファイル転送は12242番など。

Microsoftの実験的プロジェクトから生まれたツールとの事ですが、こんなにも直感的で便利なツールを提供してくれる事に感謝。

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