リトアニアのニキシー管時計を作る その2 -完成編-

リトアニアのニキシー管時計を作る その2 -完成編-

ニキシー管時計の第二回目。いよいよ制作に入りました。

といっても、キットなのでディスクリートの部分に難しいところはありません。秋月のキットを組める人であれば、PDFにある部品一覧とシルク印刷を照らしあわせて作れるでしょう。
一番意識したのはハンダの量。時計として3年は動いてもらいたいので、ハンダ痩せが起きないよう、それぞれ多めにハンダを入れています。スルーホール&ランドが小さいので慣れないうちは苦労しました。

ロジックボード

抵抗の取り付け完了。序の口。

コンデンサを取り付け。まだ少ない。

トランジスタの取り付け完了。ここからは熱に注意して素早くハンダ付けしていきます。足を曲げて∴の形にする時はねじ切らない様慎重に。

大柄なパーツをつけていきます。ヘッダピンなどは一度両端を仮ハンダし、基盤への密着を確認してからすべての足にハンダ付け。タクトスイッチも同様。

最後にICを取り付けて完成。PIC用にソケットを購入して取替え可能にするつもりでしたが、紛失したらしく結局直付け。K155ID1は希少品なので緊張しましてよ。方向を間違えてないか何度も確認しました。

バルブボード

いよいよ本命のニキシー管取り付け。

ニキシー管の足はタコかクラゲのよう。しかも保管や輸送によりかなりヨレヨレになっています。それを櫛代わりの赤いスペーサーで揃えて基盤に挿入。

1個本固定してから失敗発覚<(;´Д`)>

どうやらニキシー管の足は曲がっている以上にねじれてもいるらしく、若干斜め&若干左向きに固定されてしまいました。これ以降は挿入後にまず手でググっと捻って真正面に向け、その後2点を仮ハンダして垂直を確認。すべてのニキシー管を立ててバランスを確認してから本番固定しました。
こうしてバルブボードも完成。コラムセパレーターのバルブは極性が決まっています。管の中に見える端子が大きいほうが手前。

緊張の一瞬

ハンダの最終チェックをして上下の基盤を接合。秋月で買ってきたACアダプタ(9V 0.65A 2.1mmジャックで\600)を恐る恐る挿入。

光った!動いた!!マジで感動!!!
液晶にはないこのオレンジ・・・惚れ惚れします。NI-14は「5」の表示板が「2」をそのままひっくり返した物を使っているらしい。実用主義ってやつですかね。

ギミック

毎分、50秒~55秒の間だけ日付表示と切り替わります。

曲はCreative Common:saringuis on June 11, 2007より。

設定も結構細かい。サマータイム(Spring Time&Autumn Timeなるものに分かれてる)、深夜の消灯時間、GPS連携設定などもあり。別のキットでは夜中に減光するものもあるみたいですね。

完成してからというもの、時計見る度にニヤニヤが止まらない。ずーっと見ていたい。13000円ちょっとで完成しましたが、ずっと大事にします。ケースどうしようかな。

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